上海のタクシー事情
こちらが上海で一番優秀といわれている「大衆」のタクシーです
タクシーのつかまえ方
基本的に日本と同様、手を横に挙げればタクシーは止まってくれますが、交差点ではタクシーは停車できない規定になっているので、できるだけ道の途中で呼びとめるようにしましょう。空車のタクシーは、車の頭に会社名の看板がついていて、そこに「待運」のライトが光っている、および助手席側に「空車」と書いてあります。上海の街中であまり「タクシー乗り場」を見かけません。あったとしても、特定の場所以外、そこに並んでいる人はほとんどいないのが現状ですが、デパートやホテルの入り口ではきちんと並んでいるので安心して乗車することができます。
目的地の告げ方
中国語が話せなくても、漢字を書けるのが私たちの強み。上海にはどんな細く、短い道にも名前がついているので、「○○路×△△路」と行き先を紙に大きく書いて渡してください。住所だけでなく交差する道もわかると時間の無駄がなくなります。「ホテルの名前だったら口頭で行ってもわかるのでは?」と思うかもしれませんが、残念なことにほとんどの運転手さんが英語を話せないので、ホテルの名前さえもわかってもらえません。漢字表記を調べて紙に書いて渡すようにしてください。その際にそのメモ用紙に多くの住所が書いてあると、運転手さんは混乱してしまうようなので(!)、必ず紙1枚につき1か所の住所のみを書くようにしましょう(本当です)。支払い方法
支払い方法は現金と交通カード。旅行者の人は基本的に現金で支払うことになると思いますが、降りる際に「現金(シエンジン)? カード(カー)?」と聞かれるので「現金」。カード払いの時にはメーターをあげる前に「カー」と伝えてください。代表的なタクシー会社
「錦江」と「巴士」タクシーにはこのようなステッカーが貼ってあるので、問題が起きたときには「桃の03番のタクシーで」と伝えることができる。しっかり頭に入れておきましょう
万博が終わってもまだ走っている「万博タクシー」ゆったり座れるのがうれしい!
道の混む時間帯
街の発展とともに車の量が劇的に増えている上海ですが、何と言っても朝7時半~9時半ころまで、そして夕方の17~19時ころまでは出勤や帰宅ラッシュの上にタクシー利用者も多く、毎日のように交通渋滞……。この時間帯に道でタクシーを見つけるのも困難ならば、運がよくないとタクシーの予約さえもできないのが現状です。そこに雨が降ったり雪が降ったりしたら……絶望! 私はある雪の日にタクシーを道端で2時間近く待ったことがあります。この時間帯は地下鉄で移動するのが賢明なのかもしれません。できたら、ラッシュにかからない時間帯に移動を済ませておくのがベスト。現金払いでの注意
中国で一番大きな紙幣は100元(約1400円)なのですが、100元札を出すと「おつりがない!」という運転手さんが多々います。タクシーに乗る際は、なるべく小銭を貯めてから乗車した方がよいのかもしれません。領収書を忘れずに
各会社とも左上の方に会社の番号が書いてあるので、問題があればそちらに問い合わせてみましょう。