シャフトの挙動を把握!
シャフト各部の硬さを示した剛性分布図。シャフト選択のヒントになる。
剛性分布とは、そのシャフトのどの部分が硬いかを示したもので、現在、多くのメーカーで表記されることが多くなりました。
例えば、先端寄りの剛性が強い場合は、インパクト付近でのシャフトの動きが小さく、ボールは左に行きにくくなります。先端寄りが軟らかい場合は、シャフトがより動きボールを捕まえます。弾道は左に行きやすくなるでしょう。
手元寄りが軟らかいと、タメを作りやすくなります。
シャフト中間の剛性が強いと、弾き感が強くなり、いわゆる“弾き系”シャフトなどと呼ばれることが多くなります。
これらは、スイング中のシャフトの挙動を示します。
こうした挙動を自分のスイングにマッチさせることが重要です。
まずは、先端寄りに注目しましょう。もっとも弾道に影響の大きい箇所です。
装着するヘッドにも注目です。
ヘッドの特性によって、同じシャフトでも結果は当然変わります。よく言われるヘッドとシャフトの相性も、そのゴルファーのスイングと、ヘッド・シャフトの相性と言うことができるでしょう。
ブリヂストンスポーツ「TOURSTAGE」の場合は、「X-DRIVE705」の二機種に比べると、プロでも使用者の多い「X-DRIVE GR」ドライバーの方が、つかまりが良く、左に行きやすいヘッドと言えます。「X-DRIVE705」と比べると、先端寄りの硬い左に行きにくいシャフトの方がよりマッチするでしょう。こうした状況を相性が良いと呼ぶことが多いようです。
右に行きやすいゴルファーには、つかまりの良い「X-DRIVE GR」ドライバーとつかまりの良いシャフトを組み合わせることで、その人にとっての相性の良いドライバーが生まれます。
気に入ったシャフトがあれば、そのシャフトで色々なヘッドを試す。またはその逆に気に入ったヘッドに、色々なシャフトを試し、結果とフィーリングで選びます。
最終的には入念に試打をしてから決定するのが理想的だと思います。
結果が良くても、感触が悪いとゴルファーは嫌なものです。
最終的には、打った時の感触や心地よさが最後のカギになるのではないかと思います。
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