走行距離の少ない中古車が100万円ちょっとから
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はプジョー207(現行)をご紹介したいと思います。名車205はもちろん、先代にあたる206も大ヒットするなど、日本でプジョーと言えばこのサイズのハッチバック。それゆえ人気もあるのですが、なぜか中古車になるとどんどん値落ちします(笑)。デビューして3年半経った207も例外ではなく、もはや新車時の半額以下は当たり前になってきました。
全長4030mmはVWゴルフより短いのですが、横幅は1750mmと40mm短いだけ。206に比べて室内幅は105mmも増加しています。また横滑り防止装置のESPをスタイルを除く全車に標準装備しているなど、輸入車らしく安全装備が充実
ボディサイズはVWゴルフ(現行)よりは小さいけれど、ホンダフィット(現行)よりサイズや排気量も大きく、質感も高いという、まさに日本車の盲点(弱点?)を突いた絶妙なポジショニングとなるプレミアムコンパクト。新車時価格は234万円~320万円と、価格もちょっとプレミアムです。
206に比べてボディの剛性をがっつりあげ、静粛性も高くなった207。いっぽうで、ダンパーは相変わらず自社製にこだわり、特にGTやGTiなどスポーツモデルは足回り全体に専用チューンが施されています
100万円ちょっとと言えば、最近の軽自動車の新車だともっと高いものがあります。だとしたら、都市部の狭い道や駐車場はもちろん、たまの休日で高速道路を使っての旅行、さらには旅先の山道まで、オールマイティに使えるサイズと乗り心地を誇る207を選択する価値は十分あると思います。それもたった3年程度落ちの、走行距離も比較的少ない状態の、オシャレな現行型の“ガイシャ”が。
巷では冬のバーゲンが早くも始まっていたりしますが、こんな不景気の時代、安ければいいってもんじゃないですよね。その点、新車で買った人には申し訳ないと思えるほどの価格で買えて、しかも何気ない日常を1ランクアップさせることのできる207は、バーゲン会場で見つけた、目玉商品の一つだと思います。
バーゲンの目玉商品たる所以を、次ページでさらに詳しく見ていきましょう。