IKEA収納で片づく部屋づくり(3ページ目)

「好き」を尊重した収納に

子供部屋が片づかなくて困っているという家庭は多いことでしょう。子供の自主性に任せていると、掃除もできないほどに散らかし放題ということも珍しくありません。ところが、S家では子どもがちゃんと管理しているのです。
S家の子供部屋で目を引くのは、真っ赤にペイントされた壁。マンチェスターユナイテッドの大ファンだそうで、部屋の一角がこだわりの場所。オープン棚にはプラモデルやゲームなど、お気に入りのモノを並べて自分だけの空間を創っています。家の中で好きな場所を尋ねたところ、「自分の部屋が一番好き」と即答。自分で部屋を整えている理由は、そこにあるようです。

子供部屋を勉強や本が読める空間にしたいというのが、多くの親の気持ち。時には親からの押しつけになってしまいがちですが、Sさんによれば「自分の部屋ではこんなことがしたいなど、親子で話し合って形にすることで、自分の空間として大切にできるのだと思います」。

好きだから大事にできるという、子供の素直な気持ちをそのまま反映した部屋づくりを心掛けたいですね。子どもだって、片づけたら気持ちがいいにきまっています。でも、我が家は狭いから無理だと諦めないでください。ちょっとした工夫で快適な空間がつくれますよ。