体感速度は速く、画像編集ももたつかない
CPUにはCore i5-460M(2.53GHz)を搭載、Web閲覧、メール、テレビの視聴・録画、オフィス文書などでストレスのない操作が可能。付属の画像・映像編集ソフトで加工を行う際も快適に作業できる。ただ、描画速度が高いゲームには向いていない。そのままの状態だと常に裏で動いているようなソフトが多いため、より快適さを求めるなら、不要なアプリを削除するとよいだろう。録画した番組をPSPなどへ簡単に持ち出せる
スピーカーは下向きで、床面に反射させてユーザーに届く方式
スピーカーは下向きとなっており、音は床面に跳ね返る方式。あまりパワーがあるスピーカーではなく、音をよくしたいユーザーは、脚部近辺に小物などを置かないように注意したい。なお、BDコンテンツの再生は、やや赤が強い傾向がある(自動モード時)。
USB3.0対応のポートを備える
左側の2つのポートがUSB3.0対応。理論値でUSB2.0の10倍以上の速度でデータ転送が可能
右側にはポートがないが、空間的には余裕がある。ユーザーにとってはこちら側にもポートがあった方が便利だろう。次回モデルで改善を望みたいポイントだ。
ソフト購入は必要なし!? 付属ソフトが充実
「Adobe Photoshop Elements 8」は機能限定版だが、デジカメ画像の加工用途には十分
他にも、定番のOffice Home and Business 2010(Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook)、情報整理ソフト「Evernote」、ハガキ作成の「筆ぐるめ」、日本語環境の「ATOK 2010」などが付属し、これ1台購入すれば家庭はもちろんビジネスなど、ほとんどの用途に使うことができるだろう。
ソフトハードとも充実し、最初の1台にぴったり
平均は15万円前後と、比較的手を出しやすい価格だ。上位のVPCJ129FJとは、タッチパネル、Webカメラの有無ぐらいしか差がないが、約5万円も安い。タッチ操作を楽しみたいというユーザー以外は、本機を選びたい。他社製品からの移行ユーザーは、ソニー製アプリの使いこなしにとまどうかもしれないが、Officeや標準的なアプリを使うのであれば、本機は価格面でも「最初の1台」に適したパソコンと言えるだろう。
【関連リンク】
ソニー VAIO Jシリーズ(VPCJ128FJ)