テクノポップ/アーティストインタヴュー

アマリリス再発!アリスセイラーさん携帯インタヴュー(5ページ目)

孤高の存在、アマリリスの音源が『アマリリス名曲大全集』としてリマスタリングで12月15日に復刻リリース! アリスセイラーさんが語るアマリリス時代から現在に至る秘密のお話。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

アマリリス後の変化

1990subhuman

1990 SUBHUMAN

ガイド:
実話にならなくてよかったです。フランス料理の妄想は実話になっても、別に大丈夫ですけど(笑)。
先ほど、アマリリス時代は前世のようで生前葬のようだとの発言がありましたが、アマリリス時代とアマリリス後(1989年解散)では、アリスセイラーさんの立ち位置のようなものは変わったのでしょうか?

アリスセイラー:
変わりました!
少女からお姉さんになりました。
メンバーもいないので、私以外はみんなスタッフだし、ますます自分で全部やらないといけなくなった…と言いたいけどよいスタッフがいてくれたから幸せでした。具体的にはコンプレッソプラスティコの松陰君や豊田誠司君。松陰君とは本当によく一緒に遊びました。シモーヌ深雪には、ソロの時にダンサーをやってもらっていました。

ガイド:
ソロとしてアリスセイラー名義で1990年に発表された『SUBHUMAN』は、プロデュースは同じく佐藤薫さんですが、大胆な路線変更ですね。PVも公開されたヒップホップな「ここで 今なら」のロケは、ミナミの戎橋筋のお馴染みの場所。この路線変更にあたって、どのような気持ちの変化があったのでしょうか?

アリスセイラー:
アマリリスのバンド時代は、中盤からずっと悩んでいました。というのも、新しいものに飛び付きたい習性の私は、バンド形態を続ける事がつらくなってきて、違う事がやりたいけど人気が出過ぎていたのと他のメンバーの気持ちもあるしでプレッシャーで曲が書けなくなり、その事をメンバーに責められて、の悪循環で、完全にバンド内で孤立してしまい一旦解散せざるを得なくなったんです。
ソロ活動はいきなりレコーディングからだったのですが、佐藤さんと話し合って当時一番新しかったハウスに挑戦することにしました。

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