もう一人のメンバーのような佐藤薫さん
ガイド:
孤高の存在とはお友達いないという弱点はありますが(笑)、誰にも比較されないし、いつまでも風化しないものになりえる可能性もあります。
では、そろそろ12月15日にリリースの『アマリリス名曲大全集』について。当時の話も交えてお聞きしたいです。以前のアルバム『アマリリス名曲大全』(こちらは「集」がない)は、1989年にリリースされたものですが、今回は前述の佐藤薫さん(EP-4)がリマスター・監修をされたんですね。
01. アマリリス
02. お父さん
03. せんせい
04. うさぎ
05. おさるがだきたい
06. 黒人と私 (Original 12" Version)
07. 追憶
08. 内弟子
09. シェリーに口づけ
10. さよなら
11. おるすばん
12. おとうさん
13. いなかの朝
14. 黒人と私 (白人Version)
15. うみ
16. 天使の死
17. 母
18. 赤いトウシューズ
19. 黒人と私 (Machine Beat Version)
20. 深夜のできごと
21. お父さんアモーレ
22. おじょうさん
アリスセイラー:
佐藤さんは初期のライヴのブッキングから始まってレコーディングしたものは全てプロデュースしてもらってます。もう一人のメンバーみたいな存在です。
悪目立ちした「黒人と私」
ガイド:
今回は、1988年に発表された「黒人と私」が3ヴァージョン(Original 12” version、白人version、Machine Beat version)も収録され、大々的に「黒人と私」がフィーチャーされていますが、題字は中島らもさんですよね。日本人が独自解釈したファンクの極みじゃないかと思います。
アリスセイラー:
「黒人と私」、悪目立ちしてますよね。私も聴きなおして感じました。他人事の様に言ってますが、アマリリス時代が、自分にとっては昔の事すぎて、なにか前世の事のように思えます。ブックレット作成中はまさに遺品整理みたいな。生前葬ってこんなかんじかもとか。
「黒人と私」を作った時は、黒人が好きだ!の気持ちを、私達なりに、痛々しい感じをもろに出して表現してみました。