アルデックスのアンコン仕立てコートが完成!
シングルブレストのチェスターフィールドコートです。アンコン仕立てなのに綺麗にシルエットが出ていると思います。インナーのニットのせいでちょっとタイト気味です
ちなみにスポルベリーノ(spolverino)とは、イタリア語で埃避けの意味で、本来は軽量なコートやレインコートのこと。現在では芯地などの副資材を省いたアンコン仕立てのコート全般を示す名称になっています。
さて、話をチェスターに戻すと、作りはアンコン仕立てなのですが、ベースの型紙が優れていることと、丁寧に縫製されていること。さらに選んだドラッパーズの生地(ウール90%×カシミア10%)がけっこうウエイトがあったため、意外と重厚感も出ました。
背裏もなくアンコン仕立てです。見ため以上に技術力が要るようです。袖裏は付きます
見ためはけっこうドレッシーな形ですが、アンコン仕立てなので着心地も楽ですし、何よりも、気持ち的にも気軽に羽織れるところが実用的でいいですね。写真は(不覚にも)下に厚めのニットを着ているため、ちょっとコートがキツめですが(笑)、アンコンスーツの上から着用するといい感じだと思います。
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