石けんカス(金属石けん/カルシウム石けん、マグネシウム石けん)とは?


……よく、入浴後、お湯を落とした浴槽の壁にザラザラした汚れが付いていますよね。これは湯に溶けて表面に浮いた、人体から出た汚れ(皮脂汚れ)がお湯の喫水線部分に残ったもの、洗い場で流しきれなかった石けんやシャンプー分、衣類から出たホコリなどによるものなのですが、同様の汚れは排水溝にも付着しています。

なかでも、「洗い場で流した石けんやシャンプー分」が「石けんカス(金属石けん/カルシウム石けん、マグネシウム石けん)」として固着し、排水溝汚れの軸になってしまいがちなのです。(ここに抜け毛や綿ホコリがくっつき、ロドトルラが忍び寄り、クラドスポリウムが菌糸を伸ばし……たりする)

そも「石けんカス(金属石けん/カルシウム石けん、マグネシウム石けん)」は、石けん成分と水道水中に含まれるミネラル成分(カルシウムやマグネシウムなどの金属イオン)が、化学変化にて結びついて発生します。

【石けん+カルシウムイオン】

2RCOONa + Ca2+ ―→ (RCOO)2Ca + 2Na+

(出典:石けん百科 本館 理論編■ 金属石けん)

「石けん」は水に溶けますが、「金属石けん」になってしまうと、水には溶けません。

実はこのように金属イオンと反応して「金属石けん」になってしまうがゆえに、「石けんは環境に優しい」と言える部分もあり、石けんカスができること自体を目の敵にはできないのですが、お掃除的には悩ましいところですね。

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