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さらば!カビとホコリのカーテン(3ページ目)

住まいのマズイ臭いの元凶になりがちなカーテンに今回は着目! カーテンケアの基本を押さえます。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

カーテンケア、これがベスト!

さて多くのカーテンには、「取り扱い絵表示」がなされてあり、

●ウォッシャブル(自分での洗濯可)
●ドライクリーニング(自分での洗濯不可)

のいずれかが指示されています。これを見逃さないことが大切!
そうしないと、間違った洗濯方法によりカーテンがツンツルテン(!)になってしまう恐れがあります。みっともないですよね。
また、カーテンの材質によって収縮率なども異なります。購入の時点で、縮みにくく、洗い易いカーテンを意識して選ぶことも、カーテンを清潔に保つひとつの秘訣でしょう。

●ウォッシャブルの場合、家庭用の洗濯機利用または、お風呂場やたらいなどを利用しての手洗いができます。ホコリなど水溶性の汚れは水洗いのほうが落ちやすく、ウォッシャブル表示のものは水洗いしたほうがスッキリしやすいのです。

一度に洗う枚数は最大でも2枚、水量は最大、水流は最弱、普段使いの洗剤か、おしゃれ着用の洗剤を使います。まずフックを外し、できればひだをそろえて畳んだ上でネットへ。通常の洗濯をします。脱水は30秒程度まで。干す際は陰干しが基本。洗いあがったらすぐに元のレールに吊るすのが一番簡単で、しわになりにくい方法です。

●ドライクリーニングの場合、クリーニング店に持ち込んで洗ってもらう必要があります。ドライクリーニングは油溶性の汚れに効き、収縮しづらいというメリットがあります。

いずれも、「取り扱い絵表示」に従って、洗濯方法に注意しながらとり行うようにします。また洗濯前に、掃除機などで大きなホコリを吸い取っておくと汚れ落ちが良くなります。


!カビが生えてしまった場合!

さて、カーテンにカビが生えてしまっている場合は、ただ洗濯をすればいいというわけにはいきません。いろいろの注意が必要です。

ドライクリーニング指示が出ているカーテンの場合は、胞子をとびちらせないようビニール袋に入れた上でクリーニング店で相談してください。ウォッシャブル表示のもので、かつ塩素漂白が可能な場合には、カビ部分の漂白をした後に洗濯します。
ただ、カーテンについたカビを根絶するのは難しく、後にシミになってしまうこともままあります。ウォッシャブル表示のものでも、どうしても綺麗にしたい場合はクリーニング店で相談したほうが賢明でしょう。

もともと、結露しやすい窓辺にかけられているカーテンは、水気を多く含みカビが生えやすいもの。まめに開閉したり、換気を心がけたり、結露を拭いたりということがカビを防止しますが、それでも冬場は(夏よりもかえって)カーテンのカビに遭遇しがちだということを念頭において置いてください。

また、もし、

カーテンレールに洗濯物をひっかけて部屋干し

をしているならば、それを止めることで「カーテンのカビ」のリスクは激減します。心当たりはありませんか? 洗濯物を干すことと、カーテンにカビが生えること(それが落ちずに、カビ害にさらされ続けること)を天秤にかけてよく考えてみましょう!

また、忘れられやすいカーテンレール部分の掃除も、カーテン洗濯とセットで済ませてしまいましょう。ホコリが溜まりやすい場所です。さらにカーテンフックも微細なホコリで汚れがち。これはまとめて洗濯ネットに入れ、カーテンと一緒に洗濯機で洗ってしまうと簡単にスッキリしますので、お試しください。!




さぁカッと晴天な日曜の朝がチャンス! やや肉体労働なレールに戻す作業は「部屋がクサいのはお父さんのせ~い~」、などと言われがちな夫や息子を駆り出しつつ、皆で洗濯後の爽やかさを味わいましょう!!!

「くんくん、この部屋、なんだかいい匂い…!」



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