相手との心理的距離を決める
まずは挨拶に行く前に、相手との心理的距離を設定します。心理的距離を決めるということは、あなたが近隣の人に対しどんな関係を望んでいるかをイメージすることです。- まったくの他人
- 挨拶だけはしたい
- ちょっと困ったことがあれば相談したい
- 家族のような付き合いをしたい
【佐藤先生からのアドバイス】
近隣の人と付き合いたくないわと言っても、すれ違っても挨拶や会釈すらせずに過ごすのは難しいかと思います。知らず知らずのうちにご迷惑をかけることも考えられます。そんな場合、「ご迷惑をおかけいたしました」とせめて一言でも伝えられる関係であることは必要でしょう。
また、逆にお友だちがほしいからといって急接近を試みるのも考えものです。引越ししてきた人からいきなり「ご主人はどちらにお勤め?」「お子さんはどちらの学校に通われているの?」と人の心の中に土足で踏み込んでしまっては、悪い印象を与えるだけです。初対面の人への好奇心はそっと心の中に封じこめましょう。
もちろん、だんだん親しくなって、家族のような付き合いなるのは素敵なことです。ただ、一足飛びにはそれほど親密な関係になれないと思います。