ロマンチックなメキシコを知る中央高原部
メキシコの中央高原部には、世界遺産に登録されるコロニアルな町並みを持つ都市が集中しています。サカテカス州サカテカス、グアナファト州のグアナファトとサンミゲル・デ・アジェンデ、ケレタロ州ケレタロなどで石畳に瀟洒な建物が並ぶ風景はメキシコにあるヨーロッパ性を強く感じさせるでしょう。なかでも景色の素晴らしさでトップクラスと言えるのが、グアナファト州のグアナファト中心街です。丘の傾斜に無数にはりめぐらされた路地に沿って中世風な建物がびっしりと建てられた景観は、まるでおとぎの国のよう。夕暮れの町に灯りがともる頃、息をのむほど美しい風景を眺めることができます。
近郊のサンミゲル・デ・アジェンデは、アメリカ人が多く移住していることで知られ、外国人経営のオシャレなレストラン、B&Bホテル、バーなどを町のあちこちで見かけます。そのせいか、ほかのメキシコの地域と趣の異なる洗練された民芸品に出会えます。ブリキ細工の星形ランプ、ハートや花、鳥を象った壁飾り、シルバーアクセサリー、革細工のバッグやサンダルなどバラエティも豊富でお買い物欲に火がついてしまうかも。
そのほか、中央高原部はメキシコを代表する音楽、マリアッチとテキーラの発祥地ハリスコ州があり、州都グアダラハラ市からテキーラ生産地であるテキーラ村への日帰り見学ツアーもあります。赤土の大地にテキーラの原料となる竜舌蘭(サボテンの一種)、アガベがずらりと生えている姿が印象的なテキーラ大農園や生産工場を訪れます。もちろん試飲もできるので、お酒好きにはたまらないツアーです。