子どもが狙われるのは“一人きりになったとき”です。どうしても一人きりになってしまう瞬間を知って、対策を立てましょう。不審者を近づけない行動とは?


子どもに伝える「声かけ」の危険性

子どもが一人きりになるときが危ない!

子どもが一人きりになるときが危ない!

体の小さい子どもは、どうしても不審者に狙われやすいものです。多くの場合、「声かけ」がまずあります。「アメをあげよう」「お菓子をあげるから」というのは、古い時代の声かけでした。今では、「ゲームソフトをあげるから」「雑誌に載せる写真を撮らせて」など、時代背景に沿った内容が見受けられます。また、もし「お金をあげるから」と言われた場合、子どももつい釣られてしまうかもしれません。

権威に弱いのは大人だけではなく、子どももたとえば、「教育委員会の者だが」「保健所の者だが」といった言葉に、騙されやすいものです。そうして、体にさわられるなどの被害が起きています。保護者は、そうした様々なパターンを想定して、子どもに「見知らぬ人が何を言おうと、ついて行ってはいけない。体にさわらせてはいけない」と、具体的に伝えなくてはなりません。

さらに怖いのは、「声かけ」をすることなく、いきなり子どもをつかまえてしまうような場合です。一人きりになった子どもを、ひと気のない場所で、突然、後ろから口をふさいで、ものかげに連れ去るような事件も発生しました。こうした被害は防ぎようがないように思えてしまうものですが、友だちと別れてから、あるいは一人で歩いているときなど、一人きりになった時間に狙われている点に注目です。


一人きりになる時間と場所を把握しよう

学校や学童、図書館や公園、友だちの家などから帰るとき、あるいはそうした場所に行くときに、子どもが一人きりになる時間や場所がある場合は、警戒する必要があります。特に、周辺にひと気がなかったり、人目に触れない死角になる場所があったりすると、危険度がアップします。必ず親子で実際に歩いてみて、チェックしておきましょう。

そうした場所を知らずに行動することは、子どもの安全にとって望ましくありません。また、親などの保護者も知っていなくてはならないことです。子どもはできる限り一人きりになる時間を短くすること、そうした場所は避けて、人目のある場所を通るように心がけることが大切です。


不審者を近づけない行動

ミーアキャットのように周囲をよく見て

ミーアキャットのように周囲をよく見て

子どもが一人きりで下を向いてとぼとぼと歩いていたら、不審者が声かけをしたり、連れ去ろうとしたりする誘因となりかねません。子どもは、どうしても一人きりになるときは周囲を見回す習慣をつけるようにしましょう。周囲をよく見て、怪しい人影がないか、手招きをするような不審者がいないか、確かめるようにするのです。

危険を察知したらそれを避ける行動がとれるように、自分のそのときの状態を知ることが重要です。まずは、子どもが自分の目と耳からの情報をしっかり得ることです。そのためには、姿勢をよくして、前方をよく見て、曲がり角では左右をよく見て、ときおり後ろを振り返ることです。

自分に近づく怪しい人や、車やバイク、自転車などに早く気づけば、対応策も早くとれます。何も気づかずにいると、危険に巻き込まれてしまうかもしれません。そこで、たとえば、プレーリードッグやミーアキャットのような小動物の警戒の仕方を参考にしましょう。思い切り背を伸ばして遠くまで見通し、匂いを嗅ぎ、天敵の襲来に備えます。天敵と気づいたら、一目散に巣穴に逃げ帰ります。子どもも小動物と同じように警戒心持って行動することが、安全でいられる秘訣なのです。


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