社会貢献も企業の大切なブランド
いつも飲んでいるビールで、ちょっとだけ社会貢献できたら……そりゃうれしい!ですよね
たとえば「あなたのうまいが明日の日本を作る!」という力強いCMで記憶に新しいアサヒスーパードライの「うまいを明日へプロジェクト」。3月下旬から4月下旬にかけて製造したスーパードライ1本につき1円、トータルで2億1979万円が各都道府県に寄付され、自然や環境保全、文化財の保護などに使われるというキャンペーンでした。同様のキャンペーンは秋にも行われる予定です。
支援の内容は、各都道府県ごとに、サイトに詳しく紹介されています。ガイドの出身地、茨城県なら県内の売上金は、「茨城県森林湖沼環境基金」に寄付されます。霞ヶ浦の水質浄化や県内の小中学生が参加する霞ヶ浦湖上体験スクールなど、茨城県の環境保全活動に役立ててくれるそうです。
文字通り、私の「うまい」が地域に貢献でき、2度おいしいというわけです。「へぇ、なかなかいいことしているね」と企業を見る目が変わり、同じ飲むならおいしくて、少しでも世間のお役に立つほうを選ぼうかなという購入動機にもなりますよね。
企業の狙いもここ。イメージアップと、他社との差別化です。エコがマーケティングの重要なキーワードになっているように、社会貢献も企業の大切なブランドになりつつあるといえます。