ユニークな手作りパン/手作りパン関連情報

基本の道具、あれば楽しくなる道具

パンを作るときに必要な基本的な道具、同じパン生地でも、まったく違う表情のパンが作れる型などをご紹介します。

松野 玲子

執筆者:松野 玲子

ユニークな手作りパンガイド

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これだけあれば始められる! パン作りの七つ道具

私がパン作りで必ず使うのは「ボウル、スケール、カード」の3つです。極端にいえば、これだけあればパン作りはできます! さらに便利な4つを加えた、「パン作りの七つ道具」をご紹介しましょう。

1.ボウル
直径26cm、底面の直径13cmの浅いボウルを愛用しています。女性なら、手のひらを底につけてパーができるくらいの大きさです。通常は粉類と水を入れて、ザックリ混ぜる工程で使いますが、「洗いものが面倒」「今日はガンガンこねるパワーがない」というときに、私はこのボウルの中で気長にこねたり、叩いたりして生地を完成させます。抱えるにもちょうどいい大きさで、テレビを見ながらの“ながらこね”をするときにオススメです。

2.カード
半円型のカードは、ボウルの側面やこね台、手にこびりついた生地をきれいにはがすための道具です。そう、こびりついた生地も大事にしましょう。いちいち洗っていたら、出来上がりの生地が少なくなってしまいます。カーブしているほうは、ボウルなど丸みのある面に、直線のほうは平ら面にあてて使います。生地を切りわけるのにも使えるのですが、できればそちらはスケッパーにまかせたい仕事です。

3.スケッパー
手で握る部分が筒状になった、ステンレス製の板です。やや重みがあって、力をこめる必要がないので、生地を傷めずに切り分けられます。

4.スケール
粉をはじめ材料の計量に使います。0.1g単位で2kgまで計れるのが理想です。インスタントドライイーストのように、微量を計らなければならないときに便利です。また、等分にパン生地を分割するときにも使います。

5.ガス抜き麺棒
表面に細かい溝がついていて、ふくらんだパン生地のガスが簡単に抜ける、パン作り専用の麺棒。木の麺棒でも代用できますが、生地がこびりつかないように粉をたっぷりふりましょう。パン生地はとてもデリケートなので、必要以上にひっぱったり、無理に伸ばしたりすると傷んでしまいます。ガス抜き麺棒は、そういう意味でパン生地にやさしい道具なのです。

6.木のスプーン
ボウルの中で材料を混ぜて、ひとまとめにするときに使っています。スープスプーンや木べらでもいいし、手で混ぜてもいいのですが、ステンレスのボウルに当たって響く金属音が好きではないので、私は木のスプーンを使います。

7.ぬれ布巾
発酵やベンチタイム時に、パン生地が乾燥しないようにかぶせたり、ボウルがすべらないように下に敷いたりします。どんなものでもいいのですが、お気に入りのかわいい布巾(色落ちしないもの!)を使ってみましょう。60cm角ほどの大きさなら、ボウルや天板をすっぽり覆うことができます。

次は、あれば楽しくなる道具についてご紹介します>>
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