太らないファストフードの食べ方
シンプルメニューを選びましょう!
1. 量(カロリー)を知り、必要以上に摂り過ぎない
2. 質(栄養バランス)を向上させ、効率の良い代謝を促す
ファストフードであっても、この鉄則は同じです。では早速、ダイエット中のファストフードの食べ方のコツを見て行きましょう!
ファストフード店のサイドメニューは、大サイズ厳禁!気を抜くとすぐ1000kcal越え!
ファストフードは、油脂を多く使うメニューが多いので、見た目の大きさの割にはカロリーが高い場合がほとんど。食べているときはさほど食べ応えもなく、気をつけないとあっという間に1000kcal超えの食事になってしまう、恐怖の食べモノ。ハンバーガー類のカロリーも、例えばマクドナルドの場合で平均的に450kcalほどあります(2010年10月の品揃えより)。したがって、ダイエット中にファストフードを常食するのはおススメではありませんし、ファストフードを食べて痩せる方法は存在しません。
これほどまでに人が油脂を好む理由はまだ良くわかっていないことが多い(京都大学 伏木亨教授)のだそうですが、「一度油脂を食べると、以降好きになるようだ」ということは解っているのだそう。だから私たちは本能的にアブラを使ったものが好きで、時々無性に脂っぽいものを食べたくなったりもするのでしょうね。
このように、食べないというのはなかなか難しいからこそ、まずはカロリーの高低を知る事が重要。例えばポテトのLサイズは、大きなハンバーガー1個やレギュラーハンバーガー2個よりも高カロリーだったりします。イメージで選ばずに、自分にあわせたカロリーを考慮しながら、賢くオーダーできるようになりたいですね。
ファストフードでも栄養バランスを考えよう
カロリーは量、栄養バランスは質。ダイエット中は量(カロリー)も質(栄養バランス)も整えると良いと言われる理由は、摂ったカロリーの活用(代謝・燃焼)に大きな影響があるからなのです。ダイエットを行う際、ひとつの目安としてカロリーという概念がありますが、残念ながら、カロリーだけの管理では上手に痩せません。食べたものをエネルギーに変えるためには、他の栄養素が必要になります。ですから内容や栄養素に気を配ることで、食べたものが上手に燃やされ、使われるようになるわけです。したがって、効率の良いダイエットをするためには、カロリーはあくまでも「全体量の目安」として見ておきつつ、炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミンミネラルなどの栄養素をバランス良く摂るように心がけ、食事全体の内容に工夫をすることが必要になってきます。
さらに付け加えると、ファストフードだけで栄養バランスを整えることは、残念ながらできません。特に気になるのは、野菜量の少なさ、それから油脂の多さです。したがって、ファストフードを食べる前後の食事は、アブラを控えめにして野菜をたっぷり摂るように心がけましょう。
次のページでは、ファストフードの太りにくい食べ方マニュアルをご紹介します。