パークハビオ駒沢
閑静な麻布の住宅街から一転、こちらは環七沿いのマンションである。東急田園都市線「駒沢大学」駅徒歩6分の「パークハビオ駒沢」は、騒音対策の結果、じつに個性的な外観に仕上がった。このスリットは、環七(東面)の音を食い止めると同時に、採光の確保と、自転車を室内における広々とした玄関(ガレージ)のある間取りを実現。駒沢公園をはじめ、緑豊かな大型公園を有する世田谷を満喫してもらおうという提案である。
最後に、地域づくり部門で受賞した大型公園に面する大規模賃貸マンションを。
分譲に比べれば、賃貸マンションの企画ははるかにバリエーションが豊富だ。例えば、専有面積。200平米を超えるほどの広い住戸を売買物件に求めるのは困難であるが、賃貸であればその選択肢は一気に広がるだろう。これは、デザイン性においても同様である。今月初めに発表されたグッドデザイン賞受賞の賃貸マンションにクローズアップしてみた。