詐病の見分け方

本人が訴える症状は、頭痛、腹痛、背部痛などの痛み、めまい、気分の落ち込み、不安感、記憶喪失といったものが多く、曖昧であったり、大げさ過ぎたりして、具体的にどの病気であると診断するのは困難であり、また、例え、病気と偽っているように見えても、その虚偽性をはっきりさせにくいものです。

しかし、詐病は、ある目的の為に、病気のフリをしているわけですから、何か本当の病気とは違う、以下のような不自然さがあります。

  • 薬物を手に入れる、金銭的利益を受ける、刑罰が軽減されるといったような、はっきりした目的がある
  • 本人の関心は、自分の病気の状態や治療法よりも、むしろ、診断書を書いてもらうといった方向に向いているように見える
  • 症状を大げさに訴えていても、その内容は曖昧で、検査所見と矛盾している点があったり、どの病気であるのか、はっきり診断できないものである
  • 検査をごまかそうとしたり、自傷行為がある
  • 過去に疑わしい病歴がある

    本人が巧みに病気を演じていると、最初は、なかなか分からないかもしれませんが、時間をかけて、何回も接していると、上記のような不自然さが次第に現れてくるはずです。しかし、詐病の明確な証拠がない場合は、嘘発見器にかけて判定という訳にもいかないでしょうし、また、相手の嘘に気付いて、怒ってしまったら、医師と患者さんとの治療関係を損なってしまいますし、難しい点があると思います。ともあれ、法律に触れるような大きな仮病はよくないことです。本当に病気の人も困ってしまうので、しっかり自己管理していきましょう。


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