ストレスが高いとシミの面積が3倍に?

ストレスでシミが増加?

ストレスはお肌に良くない?

<目次>​​ 「精神的ストレスが強いとシミやシワが多くなる」など、ストレスと肌状態の因果関係についての研究報告があります(2007年3月当時・カネボウ製薬(現・Kracie))。

研究では、ストレスの度合いを「低い」「中程度」「高い」の3段階に分類し、「高い」方が、「低い」よりも、シミの面積が約3倍広くなり、またストレスを原因とするシミは額に現れやすいこともわかりました。他にも、ストレスが強いほどシワも増えることが確認でき、特に50歳代でその関係が最も強くなったそうです。

血中のビタミン濃度との関係を分析すると、ビタミンB群が血中に多いとストレスが強くてもシミが出にくくなることや、ビタミンCやビタミンEの血中濃度が高いとストレスが強くてもシワの発生を抑えられることも明らかになりました。

昔から顔の深いシワは「苦労が多いから」といわれたりしましたが、それはイメージでしかありません。今回ストレスと肌の関係をデータ化したこと、特に額のシミはストレスが原因ということや、具体的なビタミンの血中濃度との関係も興味深いです。詳しくは、KracieのPDFヘ
 

ストレスが高くてもシミが出にくくなるビタミンB群

納豆にはビタミンB2が含まれていますし、腸内環境を整える働きがあるので便秘改善、美肌作りに役立ちます。

納豆にはビタミンB2が含まれていますし、腸内環境を整える上で役立つ食物繊維や納豆菌なども含むので便秘改善、美肌作りに役立ちます。

ストレスが多くてもシミが出にくくなるというビタミンB群とはどのような働きをし、どのような食べ物に含まれているのかをご紹介します。

ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称で、ビタミンB複合体とも呼ばれています。

ビタミンB群は体内で補酵素として働き、糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに代える「代謝」を円滑に行ったり、神経組織に働きかけてストレスに対抗するなど、カラダの機能をうまく回す潤滑油の役割を担っています。

ビタミンB群は、ビタミンCと同様に水溶性ビタミンで、暑くなると不足しがちになり夏バテの原因にもなりますから、不足しないようにしたいものです。

■ビタミンB群の種類
ビタミンB群

コラーゲンの生成に必要なビタミンCと多く含む食べ物

ビタミンCは、美肌に必要不可欠なコラーゲンの生合成に利用されます。またストレスに対抗するための副腎皮質ホルモンの合成、有害な活性酸素から細胞を守る抗酸化作用がありシミを防ぐことにもつながります。

ビタミンCは、ビタミンB群同様に水溶性で、体内で余った分は尿とともに排出されます。不足しないように気をつけたいものですが、大量に摂取すると下痢や吐き気などを起こす可能性があるので、サプリメントなどで過剰に摂取しないように気をつけましょう。

■ビタミンCを多く含む食べ物
レモン・ライム・オレンジ・グレープフルーツなど柑橘類、アセロラ、キウイフルーツ、イチゴ
トマト、ブロッコリー、芽キャベツ、ホウレンソウ、パセリなど

生食できる果物は、ビタミンC補給に最適です。ビタミンCは、水溶性ですので、ゆでる・煮る調理よりも、炒める方が損失が少なくてすみます。ゆで汁にはビタミンCが溶け出していますから、スープなどの汁ごといただくメニューにするとよいでしょう。

成人女性1日あたりの推奨量=100mg
 

老化防止の働き・抗酸化作用があるビタミンEと多く含む食べ物

アボカドには、ビタミンEやビタミンB6も含まれています。

アボカドには、ビタミンEやビタミンB6も含まれています。


ビタミンEは、ビタミンAとビタミンC同様に抗酸化作用があると考えられています。老化の原因と考えられている過酸化脂質が細胞につくられるのを妨げる働きがあります。また末梢血管を広げて血行をよくする働きもあります。

■ビタミンEを多く含む食べ物
アーモンド、ピーナッツなどのナッツ類、カボチャ、玄米や胚芽米、ウナギ、サケ、サバ、アボカドなど

ビタミンEは植物油などに多く含まれていますが、酸化しやすく熱に弱いので、早めに使うようにしましょう。

成人女性1日あたりの目安量=5.0~6.0mg 耐容上限量/650~700mg
 

相互作用する栄養素、単独のサプリだけではなくバランスのよい食事を

例えばビタミンEとビタミンCは、一緒に摂取すると、お互いの抗酸化作用を高めあいます。そしてビタミンB群が活性化するには、各種アミノ酸やミネラルが必要となるなど、栄養素というものはお互いに助け合っています。

また食品成分表のデータはあくまで目安にすぎません。例えばリンゴは、ビタミンCの含有量は少ないのですが、体内のビタミンCを増加させる働きがあります。私は、食べ物に含まれている成分やその働きは、まだまだ解明されていないことがあり、栄養価というのは一つの目安にすぎないと思っています。

美容によいからといって、単独のサプリメントだけを取るのではなく、きちんと幅広い食べ物を食べて、その上で必要な栄養素を含む食べ物を意識して食べたり、サプリメントを利用するというようにしてください。

もちろんストレスをうまく発散するために、運動や好きな趣味をするとか、リラクゼーションを心がけることも大切ですね。


■参考
日本人の食事摂取基準2020年版
  • シミ・シワに対するストレス及び血中ビタミンの影響調査から新発見(カネボウ製薬)
  • 栄養の基本がわかる図解事典(成美堂出版)
  • 栄養キーワード事典(池田書店)
  • 新しい栄養学(高橋書店)
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