ユニークでかわいい、多肉植物ワールド(2ページ目)

多肉植物をきっかけに、多方面に興味が広がる

可憐で愛おしい雰囲気の多肉たち。

多肉植物は名前も不思議。写真は、左からアロマティカ、乙女心（セダム）、ふっくら娘（コチレドン）といいます。ユニークなネーミングですね。
「アロマティカ」はハーブのような多肉植物。鼻を近づけると、ふわっと爽やかな香りがします。 メキシコやカリブでは、お料理の香辛料としても使われているそうです。 真ん中の「乙女心」は、ほんのり染まったピンク色がかわいらしく、まさに乙女のはにかみを表現しているよう。つつましくて、まるで和菓子のような風情があります。 ちなみに多肉植物は、冬になると紅葉するそうで、 赤くなったり黄色くなったり、その時期だけの色を楽しむことができるそうです。 そして右端は、その名も「ふっくら娘」。ぽこぽこっと丸っこい葉っぱがユニークで、つい触ってみたくなる。 さらに花が咲くと、これまた可憐でかわいいらしい。 多肉というとどうしてもサボテンのイメージがあって、 トゲトゲが痛そうだなあ、と尻込みしてしまうのですが、 米本さんが扱っているのは、ぷくぷくふわふわな触感のものが多いので、 触っても安心。初心者でも楽しめるものばかりです。 生きている物だから売りっぱなしにはしたくない、という米本さん。 植え替えや育て方の相談など、できる限りサポートしていきたいとのことでした。


見ていて飽きない、不可思議な色やかたち。

左上は「紅稚子（クラッスラ)」。白い花がひゅんひゅんと花盛りで、どこかグラフィカルな雰囲気です。 左真ん中は、「青玉廉（せいぎょくれん　ハオルチア）」。半透明な葉っぱが ゼリーかグミのようで、ジューシーで美味しそうに見えてしまう。 左下は「白星」。白い綿のような毛はトゲではなくふわふわの手触り。小動物をなでているような触感が面白い。 右上は、「翠冠玉（すいかんぎょく　ロフォフォラ）」。この株は、ことさらてっぺんに毛玉のようにふかっと毛が 生えていて、ポテッとすっとぼけた風貌にほのぼの感が漂います。ほわほわっと柔らかく温かな手触りにも癒されます。 右下は、海の中にでも生息しそうな、不思議なフォルムの「阿修羅（あしゅら　フェルニア）」。 いくつか並べると幻想的でちょっと妖艶な雰囲気です。

米本さんは多肉植物を種からも育てています。 種からの栽培はなかなか難しいそうですが、 芽が出てからは、そのほうが暑さ寒さにも強く、菌にも感染しにくいんだとか。 太っちょだったり、細身だったり、個性が出ることも多く、その分愛着も 湧いてくるんだそうです。


多肉植物の本がいっぱいの米本さんの本棚。

多肉植物を入り口に世界が広がっていくことが嬉しい、と語る米本さん。 植物全体に興味を持って、野菜やブルーベリーを育ててみたり、 多肉植物を植える器を作るため陶芸にも挑戦してみたい、とのこと。 「できることはなんでも自分でやってみようと思うほうなんです。 結局自分にとってプラスになるし、新しい道が開ける。 出会いの幅も広がりました。好きな事をきっかけにどんどん視野が 開けてきて、夢が膨らんでくるように感じます。 今後は、この場所も開放して、何かイベントができたらいいな、と 楽しいもくろみを計画中です」。



◆米本さんの多肉植物が買える場所
in-kyo
http://in-kyo.net/
粋更
http://www.yu-nakagawa.co.jp/kisara/



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