雑貨/古道具・アンティーク

qui アンティークレースのアクセサリー(2ページ目)

繊細で可憐なアンティークレースを使った、シンプルなアクセサリーブランド、qui(クイ)の展示会が、隠れ家風の古道具店で開催されました。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

レースの魅力をふんだんに散りばめたディスプレイ

古いおもちゃのピアノの上にディスプレイ

今回、アクセサリーの素材として集めた、膨大なアンティークレースの コレクションも一緒に展示されました。 最初は特に意識していたわけではなかったそうですが、 自然と古いものが自分の回りに集まってしまった、とのこと。 小さなモチーフのカケラからリネン、洋服に至るまで、 今まで集めに集めた様々な種類のレースたちが部屋中を埋め尽くし、 女性なら目を輝かせずにいられません。 ひとつひとつを丁寧に鑑賞し、何時間も滞在してくださる方が続出したそうです。 「自分の持っているレースを展示会で飾ってもどうかなあ、と 初めは思っていたけれど、やはり 思いがけず共感してくれる人がたくさんいることを知り、 やってよかったと思いました。レースを褒められると、自分のことみたいに 嬉しくなっちゃいます」。

レースはヨーロッパではレディのたしなみであり、さらに昔は男性にとって権力の象徴 でもありました。ひとつひとつのレースには、たくさんの物語が秘められており、 そんな古きよき時代へ想像を巡らせるのも楽しいひとときです。 quiのレースは年代や国などにはこだわっておらず、 レースという文化そのものの奥深い魅力を伝えていきたいそうです。

レースコレクション
useの古道具と組み合わせて。レースのよさが引き立ちます。


レースは主にフランス在住のファッション小物作家である友人から買い付けています。普通の人なら捨ててしまうようなものにも愛着を感じる自分の気持ちをよく理解してくれる、かけがえのないパートナーだとか。「彼女との出会いも、私にとって大きな意味のあることでした。彼女自身の作品もすごくセンスが良くて、毎回刺激をもらっています」。

オマケ
襟のフチ飾りだったというレースたち。

今後は古いものと新しいものを独自に組み合わせ、アクセサリーに縛られずに、例えばオブジェなども自由に製作していきたいそう。「今気になっているのは紐。今回のラリエットでは、 アンティークビーズをところどころに混ぜて編んでみました。 紐の編み方は無限大で、太さや色、素材の組み合わせによっても 様々な表現ができます。また、紐から連想する言葉は、 ”つなぐ”、”結ぶ”など縁起のいいものが多いというのも、興味深いところです」。

2010年の2月に、またuseでの展示が予定されているそうです。(常設で一部作品の販売も行っています)。 詳細はquiのブログを随時チェックしてみて下さい。

qui(クイ)
http://quidays.blogspot.com/
USE(ユゼ)
http://use-11035058.blogspot.com/



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