外観
清々しくシンプルな外観はやはりヨーロッパ風。


フランスのエスプリをたっぷりと盛り込んだインテリアショップ「オルネ・ド・フォイユ」、 そして絵画のようなアート空間を演出する家具屋さん「ボワズリー」。それらのオーナーである、谷 卓(たに あきら)さんが 、またまた新しいショップをオープンしました。ボワズリーからも程近い、学芸大学の一角です。 駅前の賑やかな商店街を通り抜け、突き当たりを右に曲がって鷹番小学校の方へ。 小学校を通り越し、アーチ型の窓がかわいい、教会の幼稚園のすぐ先がお店です。

湧き上がるインスピレーションを投影

店の様子
谷さん自ら何度も塗り直したという
渾身の壁が 非日常的な空間を演出。
店内に一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。思わず目を凝らして、ぐるりと見渡してしまいます。お店の周りはのんびりとした普通の住宅街ですが、そんな日常風景がまったく嘘だったかのようです。色褪せて朽ちた、雰囲気のある壁に、繊細な装飾が施されたアイアン細工のシャンデリアが下り、 使い込まれた大きな木の扉が、どっしりと雄大に構えています。 ヨーロッパの古いお屋敷のようなインテリアの中に、きりりとモダンでアートな作品がぽつぽつと混ざり、 時間を越えた不思議な落ち着きと静けさがあります。 フランス暮らしが長かったせいか、谷さんの考え方やセンスはどこかフランス人的。 あっと驚く大胆な発想があちこちに散りばめられています。

店の名前は「アンスピラシオン(inspiration)」。英語で言えばインスピレーションの意味です。 「自分の中から湧き上がってくるインスピレーションを、ここで少しずつ実現させることができたらと思っています。 また、来てくれたお客さんにもインスピレーションを感じてもらい、 何か新しい発想が閃くきっかけのような場所になってくれたら嬉しいですね」。

店内
4つある部屋はそれぞれ違うイメージでデコレーション。
各部屋にさがっているシャンデリアも個性的。


店内
部屋の片隅まで、絵になるシーンがあちこちに。


ボワズリーのときもそうでしたが、こちらも最初は、家具を修復するアトリエ兼倉庫の つもりで探していた物件だったとか。しかし、いざその場所に来て空気を感じているうちに、 うずうずとクリエーション心が騒ぎ出し、気がついたらお店になってしまったそうです。
「ここは自分の中では実験の場として、今までやっていない新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。 オルネ・ド・フォイユはナチュラルでクラシカル、フランスのカンパーニュを意識したような雰囲気ですが、 こちらはもう少しアーティスティックでデザイン的、国も時代も限定していません。 ドイツ、イタリア、スウェーデン、チュニジアやニューヨークのものもあります。 基本は自分の感性にぴたりとくるもの、しかし、テイストはもっと幅広く自由に、 やや尖ったことにも挑戦したい。古い×新しい、曲線×直線など、 相反するものを同じ空間で共存させることが今回のテーマです。 これからもっと進化していきますよ!・・・というか、まだまだ手を 加えたいし、今も途中段階なんですけど(笑)。やりたいとこはいっぱいあって、常に勉強中です。また、ここで生まれた発想を、オルネ・ド・フォイユやボワズリーにも反映させていきたいと思っています」。

壁紙アート
壁紙アート!?これは非売品ですが、古い扉にいろんな壁紙を
コラージュして、独特な世界を表現しています。




次ページでは、扱っている商品をご紹介します。