療養食・食事療法/生活習慣病・メタボ対策の療養食・食事療法

夫のコレステロールを改善する3つのコツ(2ページ目)

夫のコレステロールが高いから改善したいのに、当の本人が協力してくれなくて困っている人はいませんか。今回はさりげな~く夫のコレステロールを改善するコツを紹介します。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

食事内容の目標を書いてさりげなく貼っておく

さりげなく

さりげなくがポイント。

コレステロールの改善に役立つ食べ方や、悪玉コレステロールを悪化させる食材をメモ書きして台所にさりげなく貼って置くのも効果的。ここでもポイントはさりげなく。あからさまだと嫌味だと感じる夫もいるでしょう。あくまで妻自身が料理の参考にしているようにすることが大切です。食事療法は長期戦ですが、いつのまにか知らないうちに自然消滅してしまうこともあります。貼っていると妻も療養食の必要性を再認識することができます。

【メモ書きの例】
(朝食):コレステロールを改善する食事。納豆、果物、野菜、押し麦、雑穀米・パン、ヨーグルトを増やす。減らすものは菓子パン、マーガリン、クリーム、ベーコン、ソーセージ。
(昼食):コレステロールを悪化させない外食。揚げ物、こってり、一品物は避ける。野菜が多いもの選ぶ。
(夕食):コレステロールを改善する食事。普段使いの調理油はオリーブオイル、キャノーラオイル。肉は低脂肪、青魚や豆腐がメインの食事も作る。こってりよりさっぱりの料理。食物繊維の多い野菜、海藻、豆をたっぷり加える。脂肪の多いお菓子を常備しない。

コレステロールが低すぎるのは逆に心配

頑張り過ぎてコレステロールが下がりすぎてしまうのも問題です。特に60歳以上でコレステロールが低いと低栄養の可能性があります。コレステロールの量を気にしすぎてたんぱく質不足にならないように注意しましょう。

食事療法は家族みんなで取り組むもの。食事療法が必要な人だけが疎外感を感じることがないようにしましょう! さりげない食事療法が成功の鍵です。
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