大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

コールドストーンに見る会社研究のコツ 1(3ページ目)

アイスクリームショップを展開するコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社を例に、会社研究のコツを伝授する。ポイントは、その企業の企業文化やブランドを理解し、体現してみることだ。

執筆者:見舘 好隆

【研究のコツ・4】好きなことができるか・同じ価値観で働けるかを確認する

コールドストーン
コールドストーンのお店に行ってみよう。写真のように本当に楽しそうだよ。
北島副社長が、スピーチの中でマサチューセッツ工科大学のエドガー・シャイン教授の「3つの問い」を用いて、「ハッピーに働くこと」の重要性を何度も話してくれた。

<シャインの3つの問い>
  1. 何が得意か?
    (能力・才能・できること)
  2. 何をやりたいか?
    (動機・欲求・好きなこと)
  3. 何をやっているときに意味を感じ、社会に役立っていると実感できるか?
    (価値観・信条・すべきこと)

    ※出典:エドガー・シャイン(著)、金井壽宏(翻訳)「キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう」より加筆

北島氏は語る。「まず“できること”はあまり考えなくてよい。なぜならまだ仕事をしたことがないのだから、入社してから学べばよい。ポイントは“好きなこと”と“すべきこと”だ。この2つが重なっている仕事ができれば幸せだ。」

3つの問い


コールドストーンの仕事は「人をハッピーにすること」である。そしてコールドストーンのミッション(信条)も「人をハッピーにすること」である。つまり君が人を幸せにするのが好きで、それが君の価値観なら、きっとコールドストーンで幸せに働くことができるだろう。

このように、自らの好きなことがその企業でできるのか、そして自らの価値観で働く仲間がいるのか、そして企業の価値観も同じなのかを確かめることが、会社研究で最も重要なチェックポイントなのだ。


まだまだ続くぞ、コールドストーンの会社研究レポート!
※北島氏は「好きなこと」と「すべきこと」の探し方を教えてくれた。それは・・・コールドストーンのインターンシップに参加して、教えてもらおう。

※「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」(孔子『論語』)
「如(し)かず」=「及ばない」。北島氏の指摘は孔子の言葉に通じる。
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