「楽しもう」という気概を持つ!
考えてみれば、多くの大学生にとって、企業の経営陣と1対1で1時間以上話をすることは、生まれて初めての機会ではないだろうか。入社後も、(大企業なら特に)経営陣になるまでなかなか無い機会でもある。そう考えると、とても刺激的で、ワクワクしないだろうか?「内定が取れるかどうかの瀬戸際に、楽しむ余裕なんてありません!」
それももっとも。でも、「楽しもう」という気概があった方が、逆に冷静になってよい。前述したとおり、最終面接にはそれなりの準備は必要だ。しかし、数日やそこらで君の根本の部分が見違えるように成長するわけでもない。結局は「今の自分」を最大限生かして伝えるしかないのだ。逆に最も避けるべきことは、緊張しすぎて萎縮したり、話を聞けなかったり、調子に乗りすぎたりして、君が最大限の君じゃなくなることだ。
だからこそ、君が志望する憧れの企業の経営に携わる人と、貴重な時間を過ごせることを感謝し、面接官の質問や語りをその意図を含めて漏らさず受け止め、冷静に、的確に応えることに注力しよう。
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もう一度結論を述べる。
最終面接の面接官は「人材要件」を超えた、「何か」を感じようと、そして伝えようとしている。よって、経営理念や社長メッセージを読み込み、相手の意をくみ取りつつ、素直に会話を味わうことがポイントなのだ。
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