大学生の就職活動/就職活動の準備

就職活動必須アイテム「名刺」 1(2ページ目)

就職活動の失敗の多くは、ネットへの過度の依存が原因。だからこそ、名刺を使って、アナログの就職活動をしよう。名刺こそ、ネット主流の就職活動の中で、自らを埋没させず、自らを前に進めるスーパーアイテムだ。

執筆者:見舘 好隆

【名刺の威力1】相手の名刺をもらいやすくなる

名刺
「宜しければお名刺頂けますか?」と名刺ケースを探しながらお願いしてみよう。条件反射で出してくれるよ。
日本人のビジネスパーソンは、初対面の人と挨拶するときには、名刺交換するのが習慣である。欧米でもアジアとのビジネスが普通になったおかげで、名刺交換が一般化したそうだ。つまり、企業の人事や先輩社員の名刺が欲しいなら、学生から名刺を出す方がもらいやすいのだ。

なお、名刺入れは安いのでいいから必ず買うべし。なぜならば、名刺を裸のまま持ち歩くと傷んでしまうからだ。痛んだ名刺を渡すと心象悪いよ。さらに名刺入れは「名刺盆」でもある。名刺入れの上に置いて渡すのが粋だ。さらに、もらった名刺も名刺入れの上に置くと良い。以下の記事を参考に。
今さら聞けない、「名刺交換」のマナー
こんな時どうする? 名刺交換
粋なおとなの名刺交換マナー

【名刺の威力2】相手から連絡をもらいやすくなる

というか、名刺を渡さないと、相手は君に連絡したいなと思っても、連絡のしようがない。また、ノートに書いて破って渡すわけにもいかないし、携帯の赤外線データ送受信で交換させてくれるわけもない。よって、社会人との繋がりを持ちたいのなら、名刺交換は必須なのである。最悪、名刺を渡すことが出来なかったら、もらったその夜、お礼のメールを送ろう。なお、【名刺の威力4】でも書いたが、名刺を渡していても、必ずお礼のメールは送ろう。

【名刺の威力3】連絡する許可を得た証拠になる

名刺をもらったということは、「この連絡先に自由に連絡してください」という許可をもらったことになる。例えば、他の学生との公平感を保つために、人事や先輩への連絡を禁じている企業もある。しかし、出会った時に名刺交換さえすれば、それは「君は特別に連絡してもいいよ」という意味も込められているのだ。名刺をもらうという行為は、そんな深い意味がある。だからこそ、君も名刺を作るべきなのだ。

【名刺の威力4】会ったその夜に、お礼を伝えることができる

名刺交換をしたということは、数分でもコミュニケーションをしたはずだ。もしくはその人のお話を聞いたはずだ。その感想を、その日の夜にメールしよう。メールを相手に送ったということは、相手のパソコンに届くこと、すなわち君は相手のパソコン上の検索対象になることを意味する。相手が君の事を思い出したとき、すぐに君の連絡先を探すことができるのだ。また、君自身もその人と再度話す時、「前回何を話したか」を簡単に思い出すことができる。さらにその企業にエントリーシートを書く時のエピソードとしても使えるだろう。名刺をもらったその日の夜、遅くても次の日の朝にはメールでお礼を伝えるようにしよう。

※次のページで、名刺の作り方のコツを学ぼう!
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