ああ、私はどこの会社に行きたいんだろう?

エントリーシート
書けないと立ち止まっていても、何も解決はしない。とりあえず一社書いてみよう!
1月も最終日。2月初旬にはエントリーシートの締切がたくさん訪れる。というわけで、私の元にはエントリーシートの書き方の相談やチェックの依頼が良く来る。

この相談は比較的簡単だ。入社したい会社が見えてるのだから、書き方のコツだけの問題だからだ。コツさえつかめば、100%は無理でも、ほとんどの書類選考を突破することは可能だ。

しかし、「どこにエントリーしたらいいのかわからない?」という相談は物凄く難しい。目標が定まらなければ、エントリーシートは当然書けない。しかし、「どこに入社したいのか?」という、人生に多大な影響を与える深遠なテーマ。簡単には決められない。早く決めないといけないと焦って、頭を抱えてしまう。しかし、悩んで立ち止まり、エントリーシートの締め切りを過ぎれば、受験することもできなくなる。

さて、どうしたらいいのだろうか。どうすれば前に進めるのだろうか。

私はキャリアカウンセラーなので、この相談には、じっくり傾聴して、学生自身が気付くように促すようにしている。テーマがテーマなので、早々答えが出るわけはなく、こちらが教えることができるわけもない。よって、とても時間がかかるが、傾聴しながら、自然に学生の心の中に、「アイデア」が生まれるように、様々なアプローチを用いる。

ここで「アイデア」と述べたのは、私は、自分が進むべき道を考える作業は、アイデアを考えることとプロセスは同じだと考えるからだ。「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである」と、ジェームス W.ヤングは「アイデアのつくり方」の中で述べている。同様に、君が入社したいなって思う会社や仕事は、ゼロから生まれるのではなく、君の中にあるリソースの組み合わせから生まれるはずなのだ。よって、もし、今、思いつかないのであれば、組み合わせるための材料が不足していることが原因なのだ。

とは言っても、もう材料を貯め込む時間がない。というわけで、今回はエントリーシートを書きながら、比較的簡単にアイデアが生まれる可能性があるアプローチの一例を示す。うまくいく学生もいれば、うまくいかない学生もいるだろう。しかし、何もしなければ、何も解決しない。一度試してみてほしい。

最初に今回の記事で伝えたいことを述べる。

エントリーする会社が決められないのは、真剣にまだエントリーシートを書いていないからだ。エントリーシートに志望動機や自己PRを書くプロセスにこそ、本当に入社したい会社に気付く瞬間があることを知ろう。

※次のページで、【処方1】とりあえず、一社エントリーシートを書いてみることを学ぶ!

<INDEX>
  1. ああ、私はどこの会社に行きたいんだろう?
  2. 【処方1】とりあえず、一社エントリーシートを書いてみる。
  3. 【処方2】志望動機を考えてみる。その1
  4. 【処方3】志望動機を考えてみる。その2
  5. 【処方4】自己PRを考えてみる。
  6. 【処方5】まとめ。書いてみて初めて気付くことが大切なのだ。