大学生の就職活動/就職活動での自己分析

自分探しの手掛かり、キャリア・アンカー(2ページ目)

「やりたいことがわからない」と立ち止まってはいけない。キャリア・アンカーをヒントに自分を言葉にして、会社探しや会社研究、そしてエントリーシート作成へと繋げよう!

執筆者:見舘 好隆

キャリア・アンカーとは何か?

キャリア・アンカー
具体的に何がやりたいなんて、わかるはずがない。でも「何となくなら」あるはず。それを言葉にするのだ。
キャリア・アンカーとは何だろうか。そもそも「アンカー(anchor)」とは、船を海上にとめるために用いる、錨(いかり)のこと。自分に波風が当たってもふらつかない、自分を支える、自分の軸となる何かを例えている。

シャイン教授は、キャリア・アンカーを以下に定義している。
  • ある人が自分のキャリアを決める際、指針にも制約にもなる自己イメージ
  • どうしても犠牲にしたくない、また、本当の自己を象徴する、コンピタンス(行動特性)、動機、価値観について、自分が認識していることが複合的にくみあわさったもの
一言で言える言葉は無いが、「こだわり」が一番近いだろう。

自分のキャリア・アンカーは何かを考えるのは、以下の問いの答えを考えることが、最も手っ取り早い。

自分が「何」を失えば、自分でなくなるか?

もちろん、自分を構成しているものは複数あり、何が欠けても自分じゃなくなると思う。でもあえて一つ、どれかと聞かれたら何だろうか。

じっくりと考えてみよう。

※次のページで、キャリア・アンカーが就職活動に大切な理由を学ぶ!
※錨(いかり)については以下を参照。
「海と船なるほど豆事典~錨(いかり)のいろいろ」
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