不要な就活メールを減らす方法・その2
イベントやセミナーで、隣に座った学生こそ、情報の宝だ。臆せず声をかけてみよう! |
次に、「定期的にチェックしない就職サイト」の就活メールの、配信条件を絞る方法である。
Tくんの現在の就活メールの配信設定は以下である。
- 新着情報やイベント情報など就活に役立つ情報メール
- メールボックスへの新着・更新お知らせメール
- スケジュールに登録されている前々日に届くお知らせメール
Tくんは「新着情報やイベント情報などのメール」のみ配信にして、その他はすべて停止した。本当に彼にとって必要な情報のみに絞ったのだ。これできっと就活メールは、1日1~2通に減っただろう。もう、意中の企業のメールなど、大切な情報を見逃さずに済みそうだ。もちろん、Tくんが行った措置がベストとは限らない。しかし、読まないメールを溜め込むよりも、有意な手段ではないかと思う。
最後に気になる点が一つあったので聞いてみた。さて、志望企業の新規開拓はどうやってるのかなという疑問だ。Tくんは語る。
「志望企業の新規開拓は、毎日チェックする就職サイトの特集ページを見ること、面白そうな就活イベントに参加すること、それと就職関連雑誌ですね。あと、就活サイトで気になる企業をブックマークをすると、他のブックマーク候補企業が出てくるので、それをチェックするようにしています。そして、就活サイトではないですが、Yahoo!ファイナンスの企業検索で一つの企業を調べると、それを調べた人が閲覧した企業が出てくるので、それで探したりするのはさり気なく使えます。」
おお、最後のYahoo!ファイナンスのテクニックは、良い方法だ。amazon.co.jpの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と同じく、非常に「あてになる」情報の探り方である。
最後に私からも新規開拓のコツを一つ伝授しておく。イベントやセミナーで出会った、初対面の学生に話しかけてみて、情報交換する方法である。君と同じくその企業に興味を持った学生である。つまり、同じ志向の企業を探している可能性が高い。よってYahoo!ファイナンスやamazon.co.jpと同じロジックで、いい企業情報をゲットできる可能性が高いのだ。あくまでも聞き出すのではなく、君から情報提供するようにね。結果的にギブアンドテイクになればいいのだから。
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読みもしない就活メールで、メールボックスを溢れさせ、大切な情報を見逃すのは馬鹿げている。毎日チェックする就活サイトのメールを止める、メール配信設定を絞るなどして工夫しよう。大切なことは、意中の企業リストをしっかり作って、その企業の情報を見逃さないことなのだ。
※メールソフトのフィルタリング機能を使う方法もある。しかし、自動的に振り分けられたメールは、きっと読まないので、やはり配信条件を絞る方が良い。
※私の個人的なメール処理方法を書いておく。参考になれば幸いである。
※私の個人的なメール処理方法を書いておく。参考になれば幸いである。
- まずは全て受信箱で受け取る。振り分け機能はメーリングリストとスパムメール処理以外、ほとんど使っていない。
- 案件ごとにフォルダを作る。学会名、プロジェクト名、大学名など。皆さんの場合は、企業名かな。
- 読んだら、案件ごとのフォルダに移す。不要なメールは削除する。
- よって、受信箱に残っているメールは、未読か、仕事が終わっていない(返信していない)メールである。