子供が小さいうちは在宅ワークがいい?
これは、在宅ワークを始めたい方がよく言う言葉。最近はなくなりましたが、一時期マスコミも「小さいお子さんがいても安心!キッチンで仕事ができる」「家事と育児の間に副収入!」など、怪しいキャッチコピーをつけて広告をしていました。さて、これは一体本当なのか?ガイド自身の体験を基に、ズバリどこまでが本当で何が嘘なのか、お答します。
在宅ワークの「ホント」……子供が小さい家庭でもできること
育児は自分だけではなく家族、地域みんなで行うものです。一人でガンバらないで。
●生後6ヶ月の赤ちゃんがいても仕事ができる
はい、可能です。もちろん仕事の時間よりも母乳の時間や、育児の時間の方が多くなることは必然ですが、お昼寝の時間を利用したり、保育園の一時保育を利用したりしながら、仕事を入れることはできると思います。ただし、6ヶ月頃の赤ちゃんは、お母さんからの免疫がきれたばかりの状態ですから、風邪をひきやすかったり、体調をくずしてしまうことも多い時期。母子ともに無理をせず、仕事量を調整することをお薦めします。
●パジャマ、ジャージ姿でも仕事ができる
はい、可能です。自宅での仕事の場合は、どんな格好をしていても、誰も文句はいいません。が、いつもあんまりな格好をしていると家族から注意されてしまうことも…?!
●子供の急な病気にも対応できる
はい、できます。子供が熱を出してしまい、学校をお休みした日や早退して帰ってきても、外出での打ち合せが入っていなければ対応が可能です。ガイドも、息子がインフルエンザにかかってしまった時は、スケジュールを調整し外出のない仕事を入れ、治るであろう頃に納期などを調整したことがあります。ただし、納期が決まっている場合や、外出が入っている場合もありますので、必ず看てもらえるスケット(夫、親戚、友人)を作っておくことをお薦めします。
●認可保育園に入園する
地域により認可保育園への入園が難しい市区と、容易な地域があるのですが、基本的に在宅ワークといえども、「個人事業主」なので、勤労していることになり入園することは可能です。在宅ワーカーの場合、就労証明は「自営」で書くことになります。こういう場合、屋号や社判があると提出しやすいかもしれません。
●保育園に入園できなくても仕事はできる
もちろんYesです。待機児童が多いから保育園に入れないと諦めずに、在宅ワークの強みをいかしましょう。時間の調整を行い、なるべく自分の都合の良い時間に仕事をするようにプログラミングしましょう。保育園の一時保育や、幼稚園の延長保育を上手に利用している在宅ワーカーは沢山います。
●キッチンやリビングでも仕事ができる
はい。これも本当です。今は、無線LANという便利なものが普及し、快適にインターネットが利用できるようになりました。ただし、セキュリティを強化為たいならば、有線接続がおすすめです。もちろん、リビングで仕事をすると、遊んでいる子供を確認したり、料理をしながらも仕事ができるので、案外便利。ただし、守秘義務がありますから、家族や友だちがいる前で書類を広げたりはしないでくださいね。
在宅ワークの「嘘」……子供が小さい家庭ではできないこと
家族が風邪をひかないように、普段から注意をすることも大切です。
●家事の合間にお仕事ができます
家事の合間というよりは、「仕事の合間に家事&育児をする」といった感じ。もちろん両立はできないことはないのですが、常に時間の使い方を考えることが必要。ガイドの場合は、18時30分までに保育園へお迎えに行かねばならなかったので、仕事が延びた場合や電車が遅れた場合などはドキドキです。必死でお迎えに遅れないよう自転車をこぐ毎日でした。
●講座を終了したら、仕事をご紹介します
まだまだこういう会社があり、それを期待している人がいるのかと思うと悲しくなるのですが、サイトで何度もお話している通り、在宅ワークは自力で営業し仕事を得るもの。個人事業主なのです。冷静に考えればわかることなのですが、特にこれといったスキルもない方に、どうして企業がわざわざ勧誘をして、大切な仕事を任せる必要があるのでしょうか?その裏に、高い教材費を払っていることを忘れないで下さい。努力もせずに、仕事をもらおうという甘い考え方は、捨ててしまいましょう!
●子供が病気になったので仕事ができないのは仕方がない
最初は、こういう考え方ではなくても、実際に子供や家族が風邪にかかってしまうと、とたんに「主婦」に戻ってしまう方が多くいます。一旦受けた仕事は、何があっても必ず仕上げるべき。それはお金をもらって仕事をしているものとして当然のことですよね。自宅で仕事をしていると、ついビジネス意識が抜けてしまうことが多いのですが、仕事とプライベートを分けることが大切です。「子供が熱でちゃったんですよ。風邪流行ってきましたね」という世間話のネタにはなりますが、それが仕事を休むことには全くつながりません。
在宅ワークは子育てママの可能性を引き出す扉
自分の可能性を自分で閉じてしまうことぐらい、もったいないことはありません。在宅ワークは、自分で仕事を選び、時間を作り仕事をする働き方です。忙しい時期ではありますが、家族の協力を得て上手にやりくりをしていきたいですね。【関連記事】