この記事は、実際に「内職商法」と呼ばれる悪質商法の被害にあってしまったSOHOワーカーを取材し、事実に基づいてご紹介しています。「騙されないよう気をつける」ことはもちろん、悪徳企業が狙うSOHOの盲点まで、ぜひ一緒に考えてみて下さい。
※プライバシー保護のため名前は仮名、写真はイメージです。

■取材にご協力いただいた方
佐藤知子(仮名)さん 32歳 東京都世田谷区在住
大学卒業後、商社に勤務。社内結婚を機に退社、専業主婦となる。性格は、真面目、用心深い方だと思っていた。株や投資にも興味あり勉強中。現在は、データ入力を主とした仕事をこなす立派なSOHO。家族は、2歳の長男と6歳の娘、夫とマンション住まい。

「試験に合格したら在宅でのお仕事があります!」

悪徳業者
騙されやすい人物を一覧にした名簿を持っている悪徳企業も
ある平日のお昼、佐藤さんの家に1本の電話がかかってきました。

業者「こんにちは。家でお仕事してみませんか?自分で稼いだお金で、ご主人にプレゼントしたり、これからのお子さんのために使えるお金をためていきませんか?」
佐藤さん「あの、その気持ちは確かにありますが、騙されたくないので結構です」
業者「あ、絶対騙しではないんですよ。といっても電話では信用できませんよね、仕事をやってもらえたらわかりますよ。先に少し勉強をしていただいてから、お仕事をスタートしていただきますね」
佐藤さん「でもお金はないので、何も払えませんよ」
業者「さすがですね~。確かにタダではないのです。だって我々も仕事ですから、より良い教材を作るには経費が必要なのはわかりますよね?教材を見ていただけたら、どんなに勉強になる教材かわかりますよ。ローンを組めば、月1万ちょっとだし、働いたら月に3~4万円は収入が入るので何も問題はありません!パソコン初心者でも誰でもできます。大丈夫ですよ」

途中、「ハローページにも載せていない自宅の電話番号をなぜ知っているのか?」と訪ねると、「役所の名簿を許可得て使用している、だからハローページは関係ない」という返事。悪びれた所はなく、堂々とした電話の応対だったといいます。
※もちろん役所等が、業者に個人情報の入った名簿を渡すことはありませんが、住民票の閲覧(住所、氏名、性別、生年月日)は可能です。

■悪徳業者が常用する誘いのキーワード
  • 試験に合格したら仕事をやる
  • ローンを組めば、月1万ちょっとの支出。仕事の収入でラクに返せる
  • パソコン初心者でも誰でもできる