試験のために買った市販の解説本。参考にならない教材

悪徳商法
業者はマニュアルに添った会話しか答えない。すべては用意された「返事」なのだ
講習には3回の試験があります。この試験に合格すれば、いざ在宅ワーク、という流れです。佐藤さんの場合、1回、2回目の試験には1日で合格できました。しかし、最後の試験は、前の2回とは比べものにならないほど難しい内容。3回目の試験はサンプルのページをHTML言語を使って作るというもので、全てタグ打ちが条件なのです。しかし教材にHTML辞典がついているわけでなく、佐藤さんは試験のために「HTML作成入門」というような解説本を、近くの書店で購入しました。

冷静に考えると、講習のために60万円近くする教材を購入したのに、全く試験には使い物にならない、一般の書店で1,500円の解説本を購入し、講座の試験に臨むなんて、どう考えてもおかしな話しだったのです。

3回目の試験は、1ヶ月後が締切り。寝る間を惜しんで作成、やっとの思いで提出したのに、結果は不合格。結果の通知は「残念ながら合格点にいたりませんでした」というメールがきたのみ。追記として「理由が知りたい方は、別途ご連絡下さい」と書かれていました。

ここで、ある事実に気がつきました。最初に電話がかかってきた業者と、講習を行っている業者は別会社。試験の課題を出すのもこの別会社なのです(これは後編で、同じ会社であることがわかります)。

まず、電話がかかってきた業者に問い合わすと「うちではわからない」とのこと。それならばと、課題をだしてきた業者にメールをだすと「ホームページ作成ソフトを使ったと思われる」という何の根拠ない理由が書かれているのみ。実際にソフトを持ってもいなかったし、本当に自分で作りましたと、どれだけ説明をしても、取り合ってはもらえませんでした。

そんな佐藤さんに、業者から再テストの連絡がありました。「再度、試験を受けて下さい。次回の試験は、2週間後に課題を出します。提出は1ヵ月後です」