コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

コンサル適性を測るには 1(2ページ目)

「コンサル適性を計りたい。チェク項目をつくるにはどすればいいか考えろ」面接でこんなケースがでたらどう考えますか?実践アプローチを解説します。

執筆者:大石 哲之

コンサルタントの進め方

コンサルタントはどのようにこの依頼にアプローチするでしょうか。まず、最初に持っていくのは次の表です。

コンサルタントの適性要件をまとめた概念図です。コンサルタントの適性を測るには、この4つのブロックが重要という話です。解説しますと、まず、一番下にあるのが、「基礎要件」で、要するに体力であるとか、精神力であるとか、タフネスであるとか、そういうったベーシックな資質です。これを基本要件と定義します。
その基本要件の上に、コンサルタントとしての専門的な特性があるわけです。



専門的な特性もいくつかにわかれます。まずは「マインド」で、これは個々の技術というよりも、コンサルタントに向いている性格そのものといった面です。次が「スキル」で、「論理構成力」と「コミュニケーション力」の2つで構成されています。

今回この程度に簡略化しましたが、しっかりとしたスキル構成図を作ることがこの手の議論のスタートポイントになります。

ステップ1:要素の確認をする

まず議論するのは、この各ボックスがこれでよいかということです。コミュニケーション力は必要ですよねとか、マインドって何ですかとか、そういうことを議論します。チームワークが必要では?という話がでたら、いやそれは「コミュニケーション力」の一部ですとと切り返すなどして、とにかく、この図をもってコンサル適性を測っても大丈夫という合意をとります。

ステップ2:配分を確認する

次のステップは、項目の配分比率です。最終的に15の質問に落とすわけですから、このボックス対応する質問はそれぞれ幾つにするか決めます。体力といった基礎的要件の話は、まあ重要度はあるが、一般的な話なので質問3つで計るとか。

今回はコンサルタントの適性なので、マインドの部分を多くして6つにしようとか。そういう議論をします。配分をきめて、合計が15になるようにします。ここまで決まったら、では来週、それぞれの内容を詰めましょうと言い残してお開きになりました。

最終的に合意を得たスキル構成図


>>次週につづく
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