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コンサルタントの志望動機の書き方 3(3ページ目)

志望動機もロジカルに??コンサルティング会社むけ志望動機の書き方の最終回

執筆者:大石 哲之

論理的でないというのは??

志望動機が論理的でないというのは、具体的にはどういうことでしょうか?
一例を挙げます。志望動機の冒頭で、

「コンサルを志望する理由は○○です」

といっているのに、次の段落で挙げている職務経験や能力が、冒頭に挙げたものと合致していないことがあります。また最後に「○○を活かして御社で働きたく思います」と締めくくっている文章が、冒頭のものとかみ合っていなかったりします。

文章構成を考えず、思いつくままに書いて失敗した事例でしょう。コンサルタントの書類審査では、

・言いたいことが明確か?
・引用される事例やエピソードは言いたいことをサポートする事例か?
・段落構成などは適切か?

といった点をざっと見ています。コンサルタントの論理思考力を侮ってはいけません。30秒ほど斜め読みしたところで、論理的におかしなところがあれば、だいたいそれが分かってしまうものなのです。

とはいっても、志望動機なので、論理的に書くといっても限界があるのでは?という反論もあるでしょう。たしかに志望動機ですので、ガチガチに隙なく論理的に書く必要はありません。

ただ、志望する理由と、引用されるエピソードが合致していないといった重大なエラーがあったり、伝えたいこと自体がそもそも不明瞭といった場合は、問題とされてしまいます。

志望動機を書く場合は、たかが志望動機と思わず、職務経歴書と同じくらいのウエイトを置いてしっかりと書いて欲しいと思います。少なくとも書き始める前に、内容を整理して、論理的な構成になるようにして欲しいと思います。
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