MR未経験者の志望動機2つのポイント

大手新薬メーカーのMR未経験者募集は、時に数10倍から100倍近い倍率になる難関です。多くのライバルに打ち勝たなければならないMRへの転職ですが、MRの選考では異業種よりも志望動機が特に重視される傾向がありますので、志望動機でもライバルに差をつけられると有利です。人事担当者が志望動機を評価する際には、次の2つの点を重視しているといわれています。
  • 志望動機に納得性があるか
  • 志望動機の本気度は十分か
この2点でライバルに差をつけられる志望動機の書き方を身に付けましょう。

MRを選んだ理由が重要

同じMRの転職でも、MR未経験者と経験者とでは人事担当者が関心を持つ志望動機のポイントが異なります。MR未経験者に対しては、そもそもなぜMRという仕事を選ぶのかという点に関心が持たれます。

異業種からMRに転職しようと考える人は、景気変動の影響を受けにくい製薬業界の安定性や給与水準の高さに魅力を感じている場合が多いといえます。でも、それだけではMRへの志望動機としては不十分。

選考の際に志望動機を重視するのは、入社後に高いモチベーションを発揮して仕事に取り組めるかという点を判断するためです。仕事内容としてどのような点に魅力を感じているかが書かれていない志望動機では、十分な納得は得られません。一般にMRという仕事の魅力としては、次のような点が挙げられます。
  • 業界内の資格制度(MR認定資格制度)もある専門性の高い営業職である
  • ドクターの薬物治療のパートナーとして病気で苦しむ人の役に立てる
こうした点に魅力を感じた理由を中心に志望動機をまとめれば、志望動機の納得性は高まります。あとは応募先企業に対する志望動機を、経営方針や社内制度、競合他社と比べた強みや特長に関連付けて伝えます。
MRという職種への志望動機を、仕事のやりがいと関連付けて伝えることが必要

MRという職種への志望動機を、仕事のやりがいと関連付けて伝えることが必要


ライバルに差をつける志望動機の伝え方

「医療への貢献」と「専門性の高さ」という点を中心にした志望動機は、納得性は高まりますが他の応募者も同様の考え方をしてくる場合も多いため、差別化はしにくくなってしまいます。そこで、具体的な体験談などを交えて志望動機を説明すると独自性を印象づけることができます。

■医療への貢献に魅力を感じたから
MR未経験者の場合、身内や知人の病気がきっかけとなってMRに興味を持ったという人が少なくありません。このように医療への貢献に興味を持った具体的なきっかけを記載すると、志望動機のインパクトが高まります。身近での事例がない場合でも、病気や患者さんに関するテレビ番組や報道が同様のきっかけとなった方はそれを記載してもいいでしょう。

■専門性に魅力を感じたから
知り合いのMRから仕事内容を聞いて、専門性の高さに魅力を感じたという人もいます。他の業界でコンサルティング型営業を行っている人の姿を見たり話を聞いて、専門性の高い営業職に興味を持ち、MRを目指そうと考えたという人もいます。具体的なきっかけがある場合は、それを盛り込んだ志望動機でインパクトを高めましょう。

志望動機の本気度の伝え方

入社したいという気持ちが強ければ、その会社のことを事前に十分調べて理解しているはずだと人事担当者は考えます。志望動機の本気度をアピールするには、応募先企業の魅力や特長を十分理解していることを伝えるのが効果的です。

たとえば、志望動機として開発力の高さを挙げるのであれば、その根拠となる画期的な薬剤の名前や新製品の発売頻度の多さ、研究開発投資の具体的金額なども併せて記載します。

応募先企業のMRに知り合いがいたら、自分の会社のどんな点に魅力を感じているか聞いてみるのも参考になります。企業のWebサイトなどには記載されていない魅力を志望動機に記載できれば、熱心に企業研究をしていることを印象付けられます。

人材紹介会社経由で応募している場合は、担当のキャリアコンサルタントに応募先企業の魅力や特長を聞くのも参考になります。特に応募先企業が応募者に理解しておいてもらいたい自社の特長などに関しても、その企業への紹介実績の多い人材紹介会社は理解している場合が多いので、情報を得ることも役に立ちます。

既婚者は配偶者と一緒に志望動機のチェックを

人材紹介会社経由で応募している場合、志望動機も担当のキャリアコンサルタントがチェックしてくれますが、既婚者の方は必ず配偶者にも自分の書いた志望動機を見てもらいましょう。志望動機をチェックしてもらうことは、奥さんや旦那さんに自分の転職理由を改めて理解してもらう良い機会になります。また、逆に相手方が自分の転職に対してどう思っているのかを確認する機会にもなります。

成功する転職には、ご家族の理解を得ることが不可欠です。特にMRの場合は転勤も多く、転職と同時に引っ越すことになる場合も多く見られます。職場環境が変わるのは本人だけの問題ですが、引越しは家族全体の問題です。お子さんがいればなおさらです。せっかく内定したのに、最後にご家族の反対で内定を辞退するといったケースや、入社後の赴任地にご家族が馴染めず再度の転職を考えるといったケースも見られます。志望動機のチェックを通じて、家族共々幸せになれる転職を目指しましょう。

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