MR未経験者が自己PRに盛り込むべき項目とは

困難な状況での成功事例でPRを

困難な状況での成功事例でPRを

MR未経験者に対する選考では、異業種で発揮された特長や強みが「MRになっても活躍の原動力になるか」という観点で評価されます。そのため、異業種での経験や実績を、MRに求められるスキルと関連付けて記載するのが効果的。

製薬業界は競合が激しいため、MRは競合企業に打ち勝って個人の目標数値を達成する力が求められます。その際に必要とされるスキルが、迅速・的確な情報収集力とニーズを把握して効果的な提案をする力。薬物治療のパートナーとしてドクターに信頼されるためには、専門性を高めるために勉強し続ける学習意欲の高さも必要です。自己PRには、これらの点を盛り込みましょう。

■競合企業に勝った経験
医薬品の市場規模は患者さんの数で決まります。患者さんを増やすことはできませんので、製薬会社が売上を伸ばすには競合企業からシェアを奪う以外にありません。そのため、MRには競合企業に打ち勝つ力が不可欠です。異業種での営業実績を記載する際には、そのなかに競合企業に勝った例をいくつか記載すると効果的です。

■個人の目標数値の達成実績
ほとんどの製薬会社は、MRに個人の売上目標を設定しており、目標数値達成力が重視されています。MR未経験者の場合、個人の目標達成実績が記載されていないと、その点だけで書類選考を通過できない場合も多いので不可欠の記載事項です。

■情報を活用した成功実績
ライバル企業MRの動向や、攻略ターゲットであるドクターの関心事など、競合企業からシェアを奪うためには的確で迅速な情報収集が不可欠。異業種での営業活動において、効果的な情報収集で成果をあげられた事例を簡潔に記載できると、MRになってからも活躍できるイメージを印象付けられます。

■ニーズの把握と効果的な提案による成功実績

ドクターの信頼を得るためには、患者さんの治療や病院の運営などにおいてどのような悩みやニーズを抱えているかを把握し、それに的確に応えられるような提案や情報提供をすることが重要です。異業種でも、同様の活動で顧客の信頼を得て営業成果につなげられた事例を記載できれば効果的なアピールになります。

■自己啓発、社内試験順位、資格取得など
MRは、薬物治療のパートナーとしてドクターに信頼されるために常に勉強し続ける必要があり、学習意欲の高さも重視されます。多少なりとも仕事にプラスになりそうな自己啓発や資格は必ず記載しましょう。社内で専門知識の試験などが行われている場合、上位の順位であれば主体的学習意欲のアピールになります。

派手さより「確実さ」を伝える

実績として目標達成率を記載する場合、目標値を高く設定している会社では社内で平均以上の実績を上げていても、個人の目標達成率が100%を下回る場合があります。その場合は、個人の達成率の隣にカッコ書きで営業所や支店などの平均達成率を併記しましょう。100%未満でも、社内では高い実績であることをアピールできます。

同様に、前年度に高い実績を上げたために目標値を高く設定されてしまい、頑張って実績をあげても目標達成率が100%を下回ってしまう場合があります。この場合は、達成率と共に「対前年伸び率」を記載しましょう。やはり達成率が100%を下回っていても、高い実績であることを伝えることができます。

継続して目標値は達成できているが、人目を引くような高い実績がないためにアピール度が弱くなってしまうという場合もあります。この場合は、「5期連続 100%達成」など、継続して目標を達成できている点を強調しましょう。派手さはなくても確実な戦力となれることをアピールできます。

トータルの目標達成率があまりよくない場合でも、担当製品のなかで達成率の高い製品があれば、トータルの達成率と共にその製品の達成率を記載しましょう。特に会社が力を入れている重点製品であれば、アピール効果が期待できます。

未経験者はスピード感も好印象を与える

前述の具体的な営業活動の例示のところで、困難な状況下での成果であることを記載するとアピール効果が高まると言いましたが、スピード感を印象付けられるような事例も効果的です。たとえば、転勤したばかりの年はすぐには実績をあげにくいので、転勤後まもない時期の実績はスピード感をアピールできます。同様に、ファーストコンタクトから短期間で実績をあげることができた事例を複数上げられればそれも効果的です。新製品の発売時に、素早く多くの実績を上げられたような事例も同様です。