先住民族ベルベル人の知恵が集約されたマグレブ諸国の料理
日本では、クスクスやタジン人気とともに、少しずつ脚光をあびるようになったマグレブ諸国。マグレブとは、アラビア語で“日が没するところ”の意。アフリカ大陸の北西部に位置するモロッコ、アルジェリア、チュニジアがその地域に属します。注目度が高まるとともに、この地域の料理店も増加(とくにチュニジア料理店)。そのなかから、今回は“貴重な料理に出合えるお店、もう一度訪れたいと思うお店”に着目してご紹介します。
なお、順番はランキングではありません。加えて、これはあくまでも私見です。そのときに一緒に訪れた人や席を隣り合わせたかた、食べた料理、店の対応などによって感じ方は変わってくると思います。皆さまがこれを機に、マグレブ諸国の料理にさらに興味をもっていただけたら幸いです。そのお手伝いができたらこれほど嬉しいことはありません。
※これは2010年9月現時点での捉え方です。各国料理店では、さまざまな事情で料理人がかわることがよくあります。となると、味も変わるのが常。場合によっては、記事を加筆したり消去することがありますので、ご了承ください。
素朴ななかにもセンスが光るモロッコ料理「エンリケ マルエコス」
白壁に灯る明かりには、ほっと和んでしまう温かみが。 |
このお店の料理を、優しい味。ついひと言で言いたくなってしまうが、そんな言葉ではおさめられない不思議な魅力があるのは、きっと店主のお人柄という旨みが加えられているからであろう。
このお店を訪れると、なぜだろう。心が静まっていくのがわかる。エンリケ マルエコスでは、空間を、会話を、料理を、肩のチカラを少しぬいて愉しむのが合っている。
<お店の詳細>
「エンリケ マルエコス」(東北沢)
■「エンリケ マルエコス」
住所:東京都世田谷区北沢3-1-15
電話:03-3467-1106
地図:Yahoo!地図情報