NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

エルグランド復活のカギは2.5Lにアリ!(2ページ目)

新型エルグランドに乗ると「今の厳しい売れ行きを何とかしたい」という意欲を強く感じる。もはや、商用車のシャシを改良して使っていた先代とは全く違うクルマと言ってもいいだろう。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

2.5リッターはお見事!

エルグランド
硬い足回りになりがちなミニバンだが、2.5リッター車に関して言えば、その仕上がりは「見事」の一言。一方で、3.5リッター車には課題が残る

もっと驚いたのが乗り心地とハンドリング。重心の高いミニバンは、操縦安定性を確保しようとすると硬い足回りになりがち。アルファードなど典型的。リアシートに座っていると絶えず上下方向にピョコピョコ揺すられてしまう。

新型エルグランドは良質のショックアブソーバーを採用しているのだろう。巡航している時の乗り心地は極めてフラット。キチンとサスペンションが動いている感じ。それでいてコーナーでハンドル切ると腰砕けにならず粘ってくれる。お見事でございます!

ただ大きくて重いエンジンを搭載する3.5リッターV6に乗ってみると「お見事」のレベルが2ランクくらい下がる。車重が増えサスペンションを硬くした結果、バランスを崩してしまったらしい。私のおすすめは2.5リッターです。
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