NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

エルグランド復活のカギは2.5Lにアリ!(3ページ目)

新型エルグランドに乗ると「今の厳しい売れ行きを何とかしたい」という意欲を強く感じる。もはや、商用車のシャシを改良して使っていた先代とは全く違うクルマと言ってもいいだろう。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

ミニバンらしくないところも

エルグランド
着座位置は、上下方向に70mm調整可能。最も低い高さにすると、乗用車から乗り換えた人でも違和感がないほどの低さとなる

そうそう。ミニバンと言えば高い位置から見下ろすドライビングポジションが特徴。新型エルグランドは最も低い位置を選ぶと、普通の乗用車から乗り換えても違和感ないくらい目線低い。座った瞬間「ミニバンらしくないですね」と思ったほど。

この件、開発担当者に聞いてみたら「70mm上下方向に調整出来ます」。どれどれ、と上限にセットしてみたら、ミニバンらしい「景色」になった。試乗することがあればぜひとも試して欲しい。いろんな意味で内装は相当頑張っている。

唯一の「何とかして欲しい」はコーナリング時に発生するキックバック。高いスピード領域でコーナリング中、道路の継ぎ目を通過するとハンドルに対し「ガキッ!」というショックと同時に、車体を真っ直ぐにしようという挙動出てしまう。これ、気になるかと。

また、上級グレードに設定されている車間距離制御クルーズコントロールは、速度が落ちた後の再加速がカメのようで全く使い物にならない(フーガも同じ)。高いお金を出して買うのはナンセンス。私の推奨はベースグレードの『250G』です。
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