ここ一番で心強いプラス300cc


爽やかな印象を与えるボディカラーはクリスタルブルーメタリック。
 昨年10月7日の発売開始以来好調な売れ行きを見せているティーダに追加設定された、1.8リッターモデルの試乗レポートをお届けしたいと思う。 新たに商品ラインアップに加わったグレード名は「18G」。もともと1.5リッターエンジンモデルのみでスタートしたティーダは、上から順に「15G」、「15M」、「15S」という3つのグレードを設定(15Mと15Sにはe4WDもある)していたから、18Gはその名から分かる通りGグレードの1.8リッターモデルといった位置付け。装備面を見ても、大きく違うのは運転席側パワーシートが標準になるくらい。 エンジン単体で比べると、1.5リッターが109ps/15.1kgmなのに対し、1.8リッターは128ps/17.9kgmを発生。15G(1140kg)と18G(1170kg)の車重差を見るとわずか30kg。19ps/2.8kgmプラスされたパワーは純粋に動力性能にゆとりを持たすために使える。ちなみに価格は15Gから12.6万円アップの184.8万円といった具合。
クルマ好きでも十分に楽しめるコントロール性を持つ。
 まず街中を周囲のペースに合わせて走ってみる。ところが、1.5リッターモデルとほとんど差を感じない。加速時のダイレクト感を出すのが難しいCVTを採用(15Sと4WDは4AT)しているせいか、街中のようなアクセル開度の少ない領域だと効率良い変速がパワーの差を不明確にしてしまっている感じ。つまり「あまり変わりない」ということです。この状況を前向きに評価すれば、CVTが小排気量車の走行性能を支える上でいかに有効なミッションかを証明していると言える。 続いて山間部のワインディングロードまで移動し、アクセルを深く踏み込んでみる。するとやっぱりパワフル。以前1.5リッターモデルで走った時にはややパワー不足を感じた長い上り坂が、まるで平坦な道を走っているかのように感じられるほどスピードの伸びが良い。コーナーで減速して再びアクセルを踏むような場面でも、立ち上がりの急勾配をものともせずグイグイ加速。動力性能は十分にスポーティなレベルに達していると言っていい。体感的には2リッタークラスに負けない力強さを持っており、高速道路の合流など含め、負荷の大きい場面ではスペックの差から想像する以上にプラス300ccのアドバンテージは大きかった。