NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

新型キューブに見る、3つのスゴイこと

角を丸めた四角いフォルムで独自の道を行く日産のコンパクト、キューブがフルモデルチェンジ。3代目となる新型キューブはどんなところが凄いのか。早速解剖してみましょう。

三代 やよい

執筆者:三代 やよい

車ガイド

スゴイその1は、遊び心もりだくさんのインテリア

新型キューブ
三代目へと生まれ変わった新型キューブ。丸みを帯びた四角いフォルムや非対称バックドアなど、キューブならではの個性はそのまま受け継がれています。車両本体価格は144万9000円~(税込)

角を丸めた四角いフォルムで独自の道を行く日産のコンパクト、新型キューブがフルモデルチェンジ。滑り出しは実に好調のようで、発売からわずか1週間で、予約注文も含めて4618台の受注を記録。すでに月販台数を上回る数を達成しているといいます。さて、そんな新型キューブはどんなところが凄いのか。早速解剖してみましょう。

天井には障子の優しい光

SHOJIシェード
大開口のグラスルーフには、不織布繊維を用いて和紙に近い風合いを醸し出した「SHOJIシェード」が用意されています

新型キューブに乗り込んでみてすぐに気づくのが、天井からこぼれてくる木漏れ日。よく晴れた日の和室に射し込んでいるかのような優しい光のヒミツは、天井にある「SHOJIシェード」。うっすらと光を透過するシェードは、もちろんその名前のとおり“障子”をモチーフにしたディテールで、眩しさはしっかりと防ぎつつもポカポカとした太陽の温かみを感じられる日本的アイデアです。

そこかしこに広がる“波紋”

R1e
波紋のモチーフは、「一滴の雫から輪が広がって、人とのつながりを大切にしたいというピースフルなデザインを象徴した」もの。写真は運転席側のカップホルダーです
頭上から降り注ぐ太陽の光に和みつつインテリアのあちこちを見回してみると、そこかしこにもうひとつの「なごみ系」なディテールが。それがあちこちにあしらわれた「波紋」のデザイン。水面に石をポチャンと投げ込んだときに起こるあの柄が、車内のあちらこちらに使われているんです。カップホルダーの底やスピーカーグリル、フロントシートのセンタートレイなどなど……。自然由来のカタチには、やっぱりどこか人の心を和ませる力がありそうです。


デコレーションできる収納装備

ファッションラバーバンド
パチン、とアイテムを挟み込んで留めておくことのできるラバーバンド。ポップなカラーのバンドも用意されていて、雑貨的な洒落っ気を感じさせます
もうひとつインテリアで目を引いたのが、ディーラーオプションで用意されている「ファッションラバーバンド」と「カラフルどこでもフック」という珍しい収納装備。「ラバーバンド」の方は、ドアトリムに施されたスリットにゴムを引っ掛ければ、そのゴムの間にメモなどを挟んで留めておくことができるという装備です。
どこでもフック
こちらがどこでもフック。超実用的なアイテムですが、色でちょっと遊ぶだけで俄然雰囲気が変わります
「どこでもフック」の方はというと、ダッシュボード下、もしくはリアドアに取り付けられる着脱式のフック。エコバッグやビニール袋の取っ手部分をひっかけておけば、袋が倒れて中身が飛び出してしまうこともありませんね。機能としてもユニークなのですが、それぞれにカラーバリエーションがあるのがさらに面白いポイント。感性や気分に合わせてデコレーションできる、遊び心たっぷりな実用アイテムなのです。



さて遊び心満載の新型キューブですが、遊び心だけでなく、真面目心もしっかり。新型キューブのスゴイその2は、次のページへ。
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