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エルグランド復活のカギは2.5Lにアリ!

新型エルグランドに乗ると「今の厳しい売れ行きを何とかしたい」という意欲を強く感じる。もはや、商用車のシャシを改良して使っていた先代とは全く違うクルマと言ってもいいだろう。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

先代は大失敗だったが……

エルグランド
先代に比べ、全長は80mm、全幅は35mmの拡大。一方で、全高は95mm低くなった

今やLクラスミニバンといえばトヨタのアルファード/ヴェルファイアが市場を席捲している。このジャンルの元祖であるエルグランドは先代のモデルチェンジで大失敗し、モデル末期の売れ行きたるや文字通り「風前の灯火」状態でございました。

新型エルグランドに乗ると「今の厳しい売れ行きを何とかしたい」という意欲を強く感じる。もはや先代とは全く違うクルマと言ってもよかろう。考えてみれば先代は商用車のシャシを改良して使っていたため、乗り心地もハンドリングも大いに厳しかったです。

エルグランド
バランスシャフト付きということもあり、商用車のシャシを使っていた先代に比べ、質感は大幅に向上。CVTを使っていることもあり、加速は実にスムーズ

ということで新型の試乗といきましょう。Dレンジをセレクトして走り出すと、2.5リッター4気筒エンジン搭載グレードでも十分な動力性能。振動を打ち消すバランスシャフト付きということもあって、騒音や振動はまったく気にならないレベル。

CVTを採用しているので、追い越し加速時に発生するキックダウン時の不快な前後方向のGも発生しない。アクセル踏めばスルスルとエンジン回転が上がっていくのみ。また、巡航状態になると可能な限り低い回転数を使ってくれます。
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