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石垣島で半定住の悠々ライフ 前編(2ページ目)

定年後には南の島に住むことに憧れている人が増えています。石垣島に家を構えて、今年でもう11年目を迎えるTさんに、いろいろ話しを伺ってみました。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド

最初の2年間は1軒屋を借りて島に慣れることに

南国を象徴するアカバナ。石垣島では、一年中、半そでで暮らせる(写真提供・石垣市観光協会)

Tさんは、まず島全体のことを知るために、最初から家を購入するのではなく、1軒の家を借りました。5LDKの大きな家で家賃は月10万円。場所は黒真珠で有名な川平湾の近く。
実際に住んでみたことで、いろいろなことがわかりました。
「まわりが田んぼの場合は、とにかくカエルがうるさい。さとうきび畑の場合だと、さとうきびを収穫してから半年くらいは何も植わってない状態なので、ドロが吹き上がり家のなかがザラザラになるんです。またハブも多いですね。3月くらいから庭にもやってくるんです。電気をつけていないと、真っ暗で歩いているときに踏みつけてしまうこともあります。電気をつけると虫が来るし、虫が来るとそれを食べにカエルが来て、カエルを食べにハブがくる、そんな具合です。

石垣島に来た当初は、本当にハブが多かったですね」
と愉快そうに話されます。突然、そういうものに免疫のない東京の人が行くと、かなり面食らうかもしれません。

また、海が見える場所を探していたTさんですが、海一望の丘のうえだと、風がかなり強いということも身をもって体験。年中、風速10m~20mの台風なみの風が吹き、家のなかにいてもヒューヒューと耳につくくらい聞こえるので、丘の上は避けることにしました。

結局、貸家で2年暮らしましたが、所有者が使うことになり、いよいよ土地を購入することになります。

Tさんの石垣島ライフは、後編に続きます。

【関連記事】
「建築家に聞く、海辺の土地探しのコツ」
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