100冊以上本を読んで田舎暮らしを検討

海が見える
Kさんがお住まいの「御宿西武グリーンタウン」は海にも近い温暖なところ


「もともと東京生まれですが、仕事の関係でずっと京都に暮らしていました」というKさん。ニュータウンに土地60坪のマイホームを購入。15坪の庭では、奥様がガーデニングが大好きだったことから、ご自身も興味を持ち50歳の頃には夫婦でガーデニングにはまっていたそうです。「その頃から、将来どうしようかと考え始めましたね。会社に残るという選択もあるけど、いろいろな暮らし方もあるのではと思ったんです」

ずっと都会で働いていたKさんは、ガーデニングにも目覚めたことから、自然の中で暮らす田舎暮らしに憧れが強くなりました。田舎暮らしに関する本を100冊くらい読んで検討。伊豆や信州を実際に訪ねてみたそうです。ガーデニングも続けたいし、暖かいところがいいと思っていた矢先、東京へ転勤。滋賀県の家を売却し、さっそく千葉県のいすみ市の内陸部にある中古住宅を購入しました。

憧れと現実のギャップで田舎暮らしを4ヶ月で断念

その中古の一戸建ては敷地500坪、道路から玄関まで20mくらい歩く大きな家。周辺も大きな家が並ぶお屋敷街のようなところでした。敷地には和風の庭があり、ガーデニングで洋風に改造しようと思って購入を決めたそうです。

「都会人の勝手なイメージで田舎暮らしをいいように考えていたんですが、現実はそうじゃありませんでした」とKさん。実際に住んでみると、田舎には田舎の濃いつきあいがあって、没交渉では暮らせないという社会だったのです。お祭りもあれば集会もあるし、冠婚葬祭もあり、挨拶だけで済ませる状況ではなかったといいます。

しかも田舎の生活はのんびりしていると思っていたら、そうじゃない。「小鳥の声で目覚めるはずと思っていたら、草刈のエンジン音で目が覚める。天気の制約があるから、田舎の人は朝が早くて忙しいんです。本物は大変だと気づきました。

今までニュータウンで普通に暮らしていたKさん夫妻は、そんな風習に馴染めませんでした。

大草原のような御宿の別荘地が気に入って即契約

街並み
椰子の並木が続く別荘地の街並み。思い思いの別荘が建てられ、散歩するのも楽しい


そんな時期に、息子さんと一緒に車でたまたまドライブに出かけた際、出会ったのが椰子の並木が続く御宿西武グリーンタウンです。「アレっ!欲しかったのはこういうところじゃないかな?」と思ったのが第一印象だったとKさん。とにかく広くて大草原のような別荘地ですが、電気も上下水道も通っているし、輸入住宅の別荘もあちこちに建っています。「自分が考えていた田舎暮らしは、本当の田舎に暮らすことではなくて、こういういろいろ設備が整った、リゾート地のほうだったんだと思いました。ここでなら、気ままな田舎暮らしができると思ったんです」

御宿西武グリーンタウンの別荘地を、もう一度見学に行き、その日のうちに300坪の土地を契約しました。結局、いすみ市の田舎暮らしは引っ越して4ヶ月で断念。そのまま売却することに決め、息子の住む大宮で御宿に家が建つまでの間、仮住まいをはじめました。

次のページでは御宿での暮らしです。