25坪の予定が56坪の輸入住宅に!

Kさん夫妻が300坪の土地に建てたのは輸入住宅。前の家では本格的なイングリッシュガーデンに取り組んでいたので、御宿でもその趣味を続けたいと思い、ガーデニングが似合う輸入住宅を希望したのです。

Kさんいわく、「輸入住宅の遊びの空間をめいっぱい生かした住宅」なのだそうです。「輸入住宅のメーカーはブルース・ジャパン。そこの設計士と何度も話し合いました。最初は二人暮しなので25坪もあれば十分と思っていたのですが、話がどんどん広がって56坪になっちゃいましたよ」。何でそんなに広いの?と聞いてみましたら、「LDKで35畳、5,000冊ほどある本を整理するのに書斎もつくったしね」とのこと。家の中を歩き回るのと散歩で一日13,000歩は歩くといいます。でも気密性がいいので、エアコンはこの広さで2つだけ。冬も以前は電気毛布を使っていたのが、この家では暖かくていらないそうです。

夫婦で毎日何時間もおしゃべり

月の砂漠
月の砂漠をイメージする銅像のある御宿の浜辺


京都にいた頃は、企業戦士で毎日仕事に追われていたというKさん。奥様と会話をする時間もほとんどありませんでした。そんな生活が変わったのは、Kさんが奥様の趣味であるガーデニングを始めてから。同じ花の趣味を持つことで、会話が生まれ、お互いの考えがわかるようになったといいます。「それまでは夫婦の共通の言語がなかったんだよ」とも。バラを植えようということになっても、奥様の考えているバラと自分の考えているバラが全然違っていたりする。「それに気づき、この2年間しゃべりっぱなしですよ。おかげで今はめちゃくちゃ毎日が面白い」といいます。

2年間で3回も引越し、御宿に来たときは疲れきっていたというKさんですが、2ヶ月たち、一度断念した田舎暮らしが、ようやく思い通りに実現しつつあるようです。

「ここは都会と同じように暮らせて、そのうえ空気や環境がいい。それにまわりには人生を楽しみたいという同じような思いの人が集まっているんです。目が会えば挨拶も会釈もするけど、あまり踏み込まず、ほどほどの距離感を保ったつきあいが心地いいんです」

今は東京まで通勤していますが、車の免許を持たないKさんは駅までの1.6キロメートルを毎日歩いています。帰りは真っ暗なので懐中電灯を持って歩くのですが、そんな真っ暗な時間に女性がウォーキングをしているのに出会ってびっくりしたそうです。

「月の砂漠」の歌が生まれた御宿の海へも歩いて約35分。海が近いというのも、心が癒されます。健康のため毎日歩いている人もいるとのこと。

「ここに住み始めて、都会の生活からは考えられないことが多くて、意外性を楽しんでいます!」
庭に実のついたゆずを植えたら、とたんに野鳥に全部食べられたこと、
朝市で買う野菜がおいしくて愛犬がベジタリアンになったこと、
御宿の海まで歩いて35分かかること、
天の川がきれいに見えること、
スズメやカラスはいないけど野鳥はいっぱいいることetc…….

春に向けて、念願だったガーデニングもそろそろ始動。レンガや土を買いこんで「まずは2、3年で形をつくって、それからですよ」と自信満々の様子。きれいに花が咲く頃に、ぜひぜひ再取材させてください。


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