家賃の他に払うお金は?
香港では家賃のほかに、管理費(マネジメント・フィー)や不動産使用税(レーツ)が毎月かかります。レーツは固定資産税のようなもので、香港では大家さんが借主に負担させるケースがあるのです。日本の常識から考えるとなんかヘンなのですが・・・。
これらの費用は家賃に含まれているかどうか、含まれているならいくらなのかを契約のときに確認しましょう。
香港の家賃相場は?
新しい超高層マンションとは対象的な古い建物も数多く存在している |
香港で家賃が高いのは、香港島北部を走る、地下鉄港島綫沿いの太古城やコーンヒルエリア、半山区(ミッドレベル)、跑馬地(ハッピーバレー)など。香港島の南に位置する淺水灣(レパルスベイ)や赤柱(スタンレー)などは超高級エリア。次に九龍エリア、そして北部の新界・沙田エリアの順に家賃が安くなります。ちなみに、地名も英語名と中国語名があり、香港の歴史を感じますね。
物件やエリアによってかなり家賃に差がありますが、一般的に日本からの海外赴任者向けに貸し出されている物件はハイグレード物件が多く、家賃も何十万円とするものばかり。香港の物件がすべてこの家賃、というわけではありませんが、一応駐在員向けに貸し出されている賃貸の家賃を調べてみました。
<海外転勤者向けの香港の賃貸>
●太古城・コーンヒルエリア
2ベッドルーム:約600~700sq.ft 9000~12000HK$、
3ベッドルーム:約1000sq.ft 30000~40000HK$
●ミッドレベルエリア
2ベッドルーム:約900~1000sq.ft 22000~35000HK$
3ベッドルーム:約1300~1400sq.ft 33000~45000HK$
●九龍エリア(紅磡)
2ベッドルーム:約500~700sq.ft 10000~15000HK$
3ベッドルーム:約800~1000sq.ft 12000~20000HK$
●新界エリア(沙田)
3ベッドルーム:約800~1000sq.ft 15000~20000HK$
(情報は2005年9月現在。1HK$=約14円。1sq.ft=約0.093平方メートル)
刺激が多く、広東語、北京語、英語などが飛び交う街、香港。努力家で向上心が強く、自分の意思をはっきりと伝える気質に多少とまどうこともあるかもしれません。でも、せっかく香港に住めるのなら十分に楽しみたいですね!
<関連サイト>
・「香港」ガイド
・海外赴任者の賃貸探しサイト
・突然の海外赴任、どうする?
・海外赴任先での住まい探し
・オーストラリアの部屋探し事情
・ロンドンの部屋探し事情
・ニューヨークの部屋探し事情