住まいはどうやって探す?
大企業からの駐在員なら、現地の住まいは企業が用意してくれるケースが多いでしょう。ですから、自分で住まいを探す必要はないかもしれません。でも、もし自分で探さなければいけないとしたらどうしたらいいのでしょうか?
英語に自信がなく、海外居住経験もない人にオススメするのは「現地の不動産会社にお願いする」方法。アメリカは契約社会ですから、最初の賃貸借契約はその後の生活においてとても重要なものになります。英語に自信がある人なら自分でトライしてみるのもいいですが、そうでない人は後々のトラブルを避けるためにも契約はプロにお任せしましょう。
ちなみに、日本人が経営する日系不動産会社もありますが、現地の不動産会社に日本人エージェントが属しているケースのほうが多いので、自分の住みたいエリアの不動産会社を回ってみて日本人エージェントを選ぶ方法のほうがやりやすいかも。
また、アメリカでは日本とは違って手数料は借主ではなく、貸主が払うのが一般的(異なるケースもあります)。だから、どんどん不動産会社を利用したほうが賢明です。とはいえ、図に乗っていくつもの不動産会社を掛け持ちして探すのはタブー。異なる不動産会社で同じ物件を紹介された場合、どの会社に手数料を支払うかでトラブルになることがあるのです。ですから、自分の探したいエリアの不動産会社を回ったり、日本人エージェントに会って信頼できるところを探し、ひとつに絞りましょう。
<日系不動産会社や日本人エージェントを探すには?> 日系新聞や日系電話帳に日本語が話せるエージェントや日本人エージェント情報が掲載されています。日系の書店やスーパーマーケットなどにおいてあるので注目を。 |
もっとこだわりのある人は自分の足で探せ!
住む街を知るためにも昼間に散歩してみよう。こんな看板を見つけたら、不動産会社名や連絡先をメモっておこう |
もし、住みたいエリアがはっきり決まっているのなら、自分の足で探す方法もあります。「FOR RENT」と書かれた看板が掛かっている物件は、「入居者募集中」の意味。散歩中にもしこんな看板を見つけたら、連絡先を控えておき、早速アプローチしてみましょう。直接大家さんとの交渉になることもありますが、大家さんとの人となりも分かるのでいいかもしれませんね。
さらに、スーパーや道端のボックスにあるフリーペーパーにも注目。広告欄には貸家やアパートメント、またシェアメイト募集などの情報が満載。最初は広告の見方が分からないかもしれませんが、実に様々な情報が掲載されていたり、お得なクーポン券が付いているケースもあるので、ぜひ利用してみましょう。
現地の下見は「昼・夜」すること
なんといっても「治安をお金で買う」街ですから、一般的には家賃が高いほど治安はよくなります。もし、周辺相場より家賃が安い物件を見つけたら、なにかワケがあると思ってください。昼は雰囲気も良かったのに夜になったらガラリと変わって治安が悪くなっていることもあります。できるだけ昼と夜の2回、下見に行くようにしましょう。
もちろん、物件そのもののチェックも忘れずに。入居してから壊れていたと言っても、契約を交わした後だと面倒なことにもなりかねません。
>>>借りたい部屋が見つかったらいよいよ契約!