気に入った物件が見つかったら現地チェックを
海外に居住する上で、心配なのは「治安」のこと。タイは比較的安全なほうですが、それでも殺人などの凶悪事件は日本の約15倍(人口比で)発生しています。海外においては、どの国でも「安全をお金で買う」という考え方が必要なのです。駐在員が借りるような高級なアパートには24時間体制で警備員が常駐していたり、ホテル並のフロントサービスが充実しているものがあります。もちろん、警備員がいるから絶対安全、ということではありませんが、少なくとも他の物件より安全ポイントは高くなると思います。
熱帯性気候のタイではスコールが起こることもしばしば。水はけのよいエリアを選ばないと、日本人にとってはつらいかもしれません |
契約での注意点
現地チェックが終わったら、いよいよ契約。契約書の内容はよく読み、不明点は確認すること。契約のときの注意点は、家賃の支払い方や公共料金に支払いについて。水道代は定額の場合が多いので、そのときは金額を確認すること。デポジット(=保証金。日本では敷金に相当する)は一般的に家賃の2ヶ月分。まれに3ヵ月分の場合もあります。退去するときに、特別な破損や修理しなければいけない部分があるときは、退去後に修繕費や未払いの光熱費や電話代の精算を終了後、返却されます。
ちなみに、退去の申告は1~2ヵ月前に文書で行います。
日本では常識だと思っていたことが通用しなかったり、逆にタイでは当たり前のことを知らなくてトラブルになるなど、思ってもみなかったことが起こることがあります。疑問・不安に思ったことは、現地の不動産会社に訪ねてみるといいですよ。
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