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海外部屋探し(8) バンコクでの部屋探し(3ページ目)

突然海外で暮らすことになったら、住まいはどうしますか?いきなり家を買うことはまずないでしょうから、やっぱり借りることになります。今回は、バンコクの賃貸事情を調査してみました。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

気に入った物件が見つかったら現地チェックを

海外に居住する上で、心配なのは「治安」のこと。タイは比較的安全なほうですが、それでも殺人などの凶悪事件は日本の約15倍(人口比で)発生しています。海外においては、どの国でも「安全をお金で買う」という考え方が必要なのです。
駐在員が借りるような高級なアパートには24時間体制で警備員が常駐していたり、ホテル並のフロントサービスが充実しているものがあります。もちろん、警備員がいるから絶対安全、ということではありませんが、少なくとも他の物件より安全ポイントは高くなると思います。

雨
熱帯性気候のタイではスコールが起こることもしばしば。水はけのよいエリアを選ばないと、日本人にとってはつらいかもしれません
そこで、借りたい物件が決まったら、現地チェックを行いましょう。警備員や管理人がいるアパートならその勤務態度も併せてチェック。また、現地の周辺環境もできれば昼と夜に訪れてみましょう。チェックするポイントは日本とほとんど変わりません。しいて言うなら、バンコクはかなり暑くなるので、西陽が差し込む部屋ではエアコン代がかさむことや、スコールが起こったあとの道路の水はけ状況を確認しておくこと。スクムビットでは、奇数側のソイの奥(ソイ11、13、15、39など)あたりの水はけが悪いと言われており、雨季には大渋滞になることもあるそうです。

契約での注意点

現地チェックが終わったら、いよいよ契約。契約書の内容はよく読み、不明点は確認すること。契約のときの注意点は、家賃の支払い方や公共料金に支払いについて。水道代は定額の場合が多いので、そのときは金額を確認すること。
デポジット(=保証金。日本では敷金に相当する)は一般的に家賃の2ヶ月分。まれに3ヵ月分の場合もあります。退去するときに、特別な破損や修理しなければいけない部分があるときは、退去後に修繕費や未払いの光熱費や電話代の精算を終了後、返却されます。
ちなみに、退去の申告は1~2ヵ月前に文書で行います。

日本では常識だと思っていたことが通用しなかったり、逆にタイでは当たり前のことを知らなくてトラブルになるなど、思ってもみなかったことが起こることがあります。疑問・不安に思ったことは、現地の不動産会社に訪ねてみるといいですよ。

<関連サイト>
・突然の海外赴任、どうする?
・海外赴任先での住まい探し
・オーストラリアの部屋探し事情
・香港の部屋探し事情
・ニューヨークの部屋探し事情
・ロンドンの部屋探し事情
・ロスアンゼルスの部屋探し事情
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