夫がある日言いました。「転勤辞令が出たよ。行き先はバンコク。1ヵ月後には向こうで働かなくちゃいけないんだ」―――
もし、夫が海外転勤になったらどうしますか?共働きの妻なら、自分の仕事やキャリアをどうするか?子供がいる家族なら、子供の教育はどうするか?など、さまざまな問題が起こってきます。でも、「どこまでも夫についていく」と決めたなら、早速準備にかからなくてはなりません。

そうとなったら、まずは現地での住まいを選びましょう。今回は、バンコクの賃貸事情を紹介します。

バンコクは「天使の都」

日本から約4500km離れた、東南アジアの中心国タイの首都バンコク。私の周りの人に「タイってどんなイメージ?」と聞いてみたところ、
トムヤムクン
トムヤムクンは代表的なタイ料理のひとつ。独特の香辛料が意外とクセになる!?

・おいしいタイ料理
・プーケットやパタヤなどのリゾート地
・豪華絢爛な寺院
・仏教の国
・黄衣をまとった僧侶
・水上マーケット
・王宮
・熱帯性気候

などなど、さまざまな答えがありました。
そのどれもが当てはまり、さまざまな魅力であふれている国、タイ。
なかでも首都バンコクは、政治、経済、文化において東南アジアの中心であり、近代都市へと変わりつつある顔も持ちつつ、古来の遺跡や王宮、昔ながらの庶民の暮らしがうまく調和しています。ちなみに、タイではバンコクのことを「神の化身である王が住む土地は天使が守る」という意味から「クルンテープ(クルン=都、テープ=天使)」と呼んでいます。

さて、そろそろこの街の賃貸事情を調べてみましょう。

どんな住宅が借りられる?

日本人がバンコクで借りる賃貸といえば、一般的にはアパートコンドミニアムと呼ばれるものになります。アパートは、建物全部が同じ大家さんなのですが、コンドミニアムは分譲マンションタイプなので部屋ごとに大家さんが違うという差があります。アパートには大家さんが一緒に住んでいるケースも多く、トラブルが起こったときの対応が早かったり、どの部屋も家賃は部屋の仕様は同じ、という特徴があり、逆にコンドミニアムの場合には部屋ごとに(大家さんごとに)家賃が違ったり、部屋の内装や仕様に差があることもあります。

このほか、タウンハウス(いわゆる複数棟による連棟式の一戸建て)もあり、土地付き・駐車場付きでタイ人にも人気があるようです。

また、単身者や短期滞在者には「サービスアパート」が人気。これは、ホテルとアパートの中間で、家具、冷蔵庫などもちろんのこと、食器から歯ブラシにいたるまで生活に必要なものが付いていて、身ひとつで入居してもその日から暮らせるようになっているタイプ。そうじや洗濯もしてもらえるため、滞在期間や家族構成によっては、サービスアパートを選んだほうが経済的にも精神的にも便利なこともあります。

>>>バンコクのどのエリアに住む?