エリア選びは慎重に
次に、どのエリアに住むかということが問題になってきます。シローム・サトーン地区は、日系銀行や日系の大企業が集まっており、五つ星ホテルも並んでいるため、単身者にとっては便利な街。住宅も単身向けのサービスアパートが多くあり、家賃は月20000~70000バーツ程度。
ラチャダムリ・ランスワン・プルンチット地区は、大手デパートのそごう、伊勢丹、セントラル、などがあり、買い物にとても便利。アメリカ大使館やイギリス大使館、オフィスビルもあるけど、わりと閑静な住宅街。単身者向けのサービスアパートが多く立地しています。家族向けのアパートやコンドミニアムは、月約30000~80000バーツ程度。
(※家賃は駐在員を対象とした物件のもの。留学生が住むような単身者タイプは、10000バーツ以下など安い賃料のものもあります)
病気やケガをしたとき、現地語で状況を説明するのはかなりの語学力が必要です。こんなとき日本語が通じる医師がいると心強い |
スクムビット・ソイ1~19(奇数側)は、スーパーやデパート、日本食レストラン、カラオケなどがあり、買い物には不自由しない地域です。ソイ15にインターナショナルスクールがあるため、日本人以外の外国人も多く住んでいます。単身者向けの住宅もありますが、家族向けのコンドミニアムやアパートも探しやすいエリアです。
スクムビット・ソイ23~55(奇数側)は、2ヵ所の「フジスーパー」や日系幼稚園、日本人学校、日本食レストランやラーメン屋などもあり、日本人の家族はほとんどこのエリアに住んでいるといってもいいかもしれません。
また日本語の通じる病院や歯科医院もあり、生活するのは大変便利です。
スクムビット・ソイ2~14(偶数側)には、ロビンソンデパートもあり買い物は便利ですが、広大な敷地のタバコ工場やコンベンションセンターがあるため、それほど物件は多くありません。ただ、築年の古いけれど広い間取りの物件が他のエリアより安く借りられるため、タイの暮らしに慣れてきたら住み替えてみるのもいいかもしれません。
スクムビット・ソイ16~42(偶数側)にも日本人が多く住んでいます。ソイ24の「エンポリウムデパート」や、ソイ26の「カルフール」、その向かいの「TESCOロータス」などができて買い物も便利になり、人気が出てきています。
タイでは数少ない公園が唯一このエリアにあり、家族にも人気があるようです。住宅も新築のアパートや高級コンドミニアム、サービスアパートのほか、築年の古いアパートもあり、比較的住宅を選べるエリアです。
当たり前のことですが、子供がいる家族なら通学の便や周辺の友達などのことを考えてあげたいですね。
(1バーツ=約2.8円。2005年10月14日現在)
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